JR横浜線ー。

東急田園都市線長津田駅と、東急東横線菊名駅で連絡し、私が目にする機会の最も多いJR東日本の路線で、幼い頃からずっと走り続け、日常風景といってもいい存在だった205系ー。
ついに、2014年8月23日(土)をもって横浜線から姿を消すことになりました。

ちょうどpierre2427から「横浜線205系の国内で最後の活躍を撮りに行く」という連絡を受け、彼がこの時期に海外ではなく国内で活動するのは珍しい?な、ということもあって、一緒に撮影しに行くことにしました。

JR横浜線 E233系

205系最後の撮影は、以前もpierre2427と一緒に来たことのある、長津田―十日市場間にあるカーブで撮影することに。

すでに早朝、横浜線沿線に到着していたpierre2427の情報によれば、この日に走る205系はヘッドマークが取り付けられたH1編成のみで、撮影地にやってくるまでかなりの時間があるということだったので、いまや横浜線の顔としてすっかり定着したE233系6000番台の撮影をして待つことにしました。

…つい半年くらい前までは見かけただけで「あ、E233系だ!」と目の色を変えて喜んでいたのですが、205系の置き換えがほぼ完了した今日とあっては、さすがに関心こそ薄れたものの、横浜線カラーのE233系は正直カッコいいと思います。

JR横浜線 205系

現地に到着してから約1時間半ー。この日営業運転に充当されていたE233系6000番台を全編成を撮影したのではないか?というタイミングで、ついに205系が姿を現しました!

気になるヘッドマークのデザインは205系の先代、103系の前面に掲示されていた「横浜線」の文字が大きく描かれたヘッドマークをイメージしたものでした。

・・・一昔前の横浜線を知る人にとっては懐かしく、また鉄道ファンにとってもニヤリとくる、かなりセンスのいいものでした。

加えてこの栄えあるヘッドマーク編成に抜擢されたのは、横浜線に投入された205系ではトップナンバーにあたるH1編成ですから、JR東日本の横浜線205系に対する敬意?気合いの入れっぷり?を感じます。

撮影し終えた後、今度は八王子方面の列車を撮影すべく、これまた以前pierre2427と一緒に行ったことのある長津田ー成瀬間のカーブへと移動し、遠くに見える東急田園都市線や長津田検車区を眺めたり、E233系6000番台を撮影したりしながら再び205系が来るのを待ちました。

JR横浜線 205系

そして本番。八王子方面のヘッドマークは東神奈川方面のものとデザインが全く異なっており、「感謝」の文字とハートが大きく描かれたものになっておりました。

・・・なんとなく私の中で横浜線のヘッドマークといえば、やはり103系時代に掲示されていた大きく「横浜線」の文字が書かれたもののイメージがとにかく強い(※確か横浜線100周年記念のヘッドマークも103系時代のヘッドマークをイメージしたものが取り付けられておりました。)ので、結構新鮮に見えました(笑)


この後は…この日も猛暑で気温、日差し共に大変厳しい天候だったので、「このままでは熱中症でダウンする」という判断の元、私は一足先に帰ることにしました。

・・・結果的に上り下り1回ずつの撮影になりましたが、ヘッドマークもそれぞれのデザインを撮影することができたので必要最低限はこなせたのではないかと思います。

また、横浜線からは姿を消しますが、今後はpierre2427第二の故郷?である(笑)インドネシアへ輸出され、すでに現地で活躍している元埼京線用の205系と共に新たな人生を送る事が決まっているので寂しい感じはしませんね(笑)

とにもかくにも横浜線205系、長年の活躍お疲れ様でした。


―おしまいー