issです。ご無沙汰しております。
以前,車載カメラカー製作をご紹介しました。

カメラカーをレンタルレイアウトで!(導入編)
http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=1708
カメラカーをレンタルレイアウトで!(運転編)
http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=1710
カメラカーをレンタルレイアウトで!(録画編)
http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=1711

今回はこの車載カメラカーの続編です。何度か走行する機会がありまして,その際にいただいたコメントで「新幹線のカメラカーをやってよ」的なご意見をいただいてまして。

となれば,やるしかないでしょう‥‥というところで搭載する車種を選定‥‥。



最新鋭の新幹線であるE7系,それのKATO製の製品をチョイスしてみました。KATO製E7系は既に12両1編成を所有しており,ASSY組みでも良いかなとも思いましたが単体でも走行できる方が良い場面も想定できたので3両セットを追加手配しています。

前置きが長くなりましたが‥‥紹介に先立ってひとつお約束を。

<ちゅうい>

以下の内容では,使用した各製品について,本来想定された使用方法ではないものも含まれています。参考にする際には必ず自己責任で実行するようにしてください。

それでは上記の注意事項に留意した上で,続きをお楽しみください。



さて,新幹線の車両といえば在来線よりも一回り大柄で,そうなれば車内空間も広いのでカメラモジュールの組込も楽勝?という考えで車両を分解してみましたが‥‥どうにも狭い感じ。
スケールが1/160であることや床が高いことなど,車体外寸に比べて車内が広くないので空間を確保すべく,床や天井をザクザク削っていくことにしました。

カメラモジュールとしては前回と同様,RF SYSTEMのトレインスコープ TC-9を採用していますが車両側基板の構成を変更してチップコンデンサ個数を増やしています。
結果として映像信号のノイズが減ったような気がしなくもないのですが,たぶん気分の問題でしょう。このほか,ヘッド・テールライト基板のLEDなどを打ち替えし輝度向上を図っています。



そして組み付けられる状態になったのが上の写真の状態。座席も床も天井もざっくり削ってしまい,せっかくのグランクラス車も無残な状態に(笑) 
運転台周りの四角い空間にカメラ本体が来る構成で,ライトユニット・プリズムはそのままで運転台の表現があるパーツを撤去することですんなりと収まるのですが,客室内はここまで削ってどうにか‥‥というところ。



幾多の加工を済ませ,組み立てた状態が上の写真です。本来の車体形状からはみ出す形で実装しているため,収納時に干渉する部分を削り取り元の紙ケースに収められるようにしておきました。若干アンテナ線の逃がしが苦しいですね。

そんなこんなでE7系へのカメラモジュール組み付けが完了しました。次回は実際に走行させてみることにしましょう。

<次回につづく>