さて、車両のプチ観察?が終わったところでいよいよ小加工に入ろうと思います。

いろいろと調べた結果、結局私は今回の製品のモデルになっている、下記特徴をもった16両編成時代後半の姿を再現することにしました。

① 6号車と16号車のパンタグラフは撤去
② パンタグラフカバーあり
③ グリーン車は248形・249形の2両のみ

このうちユーザーで作業する必要があるのは①と②になりますので早速取り組むことに―。

トミックス 200系H編成

まずは中間車である6号車から。

作業としては一度、写真のようにボディーを分解し、セットに付属するパンタグラフ穴を塞ぐためのパーツをはめ込む、といった流れになります。

ただ塞ぐ方法は画像以外にもう1つありまして、屋根板に板状になっているパーツを直接かぶせるというものがあります。恐らくこちらの方が簡単に作業できるかと思うのですが、なんとなく私がやった方法の方が見た目はきれいかなーと思って採用しました。

トミックス 200系H編成

さてお次は先頭車である16号車。

作業としては同じになるのですが・・・分解してみたところなんと、中間車と違って先頭車はボディーと屋根が一体成型となっておりました。

前回、床下ボディーが昔の製品をほぼそのまま流用されているのを発見しましたが、先頭車に関しては車体ボディーもほぼそのまま流用しているようです。

その証拠と言わんばかりに?屋根板をよく見ると中間車の方が屋根の色合い(特にクーラー周辺部)のメリハリがしっかりしておりました。

うーん・・・車体や床下については正直気にならないレベルだったのですが、Nゲージは上から覗いて見ることが多いだけに、さすがにこの違いはちょっと残念な感じがします。この辺は自分で塗装し直して色調を統一するといった作業が必要ですね。

トミックス 200系H編成

さてちょっと微妙な新旧折衷品な部分をところどころ見つけながらも、パンタグラフカバーも取り付けて作業は完了しました。

最後は【3ケースに収納】というのがちょっと嫌だったので、CASCOの「新幹線10両用車両ケース」を使って2ケースにまとめることにしました。

私の場合は下記のとおりにやってみたところ、無事2ケースに収納することができました。

・H編成の基本セットケース・・・1~5号車と16号車
・CASCOの新幹線10両用車両ケース・・・6号車~15号車

ただ気を付けていただきたいポイントとしては、CASCOの新幹線10両用車両ケースについては公式でTOMIX製の通電カプラー車両の収納は推奨されていないということと、2階建て車両の収納はちょっときつい(※おそらくMaxといったオール2階建て編成は収納不可能)ので、運転会に持参するとき以外は本来のTOMIXケースに入れた方がいいかもしれません。


と、なにはともあれ無事小整備も終わりました。

16両編成のフル規格新幹線ということで、運転会に持って行くのは一苦労なのですが、その一方で走らせた時の存在感は圧倒的だと思うので、ぜひ近いうちに運転会に持っていて存分に走らせて栄光の「スーパーやまびこ(※通称)」を再現したいと思います。


ーおしまいー