マイクロエースから発売されました「京阪電車1000系・更新車・新塗装 7両セット」の第2回目ー。

今回は車体の側面&妻面から見てまいりたいと思います。

京阪1000系 マイクロエース

京阪1000系は、2014年12月(もう2年以上も前の話なのですね…)に事業者限定の「鉄道コレクション」として発売されました700系の車体を流用した車両なので、裾絞りのないストレートな車体、個性的な2連ユニットの側面窓&ドア枠ギリギリ?まで広げられた窓といった独特なスタイルがそのまま踏襲されております。

・・・私は「たまでんクラブ」内において自称『鳩マークを掲げた京阪特急担当』ということで、700系の鉄コレには手を出さなかったため、両者を比較することはできないのですが、今回のマイクロエース製品は現役の3ドア車では最も個性的???な車体の1000系の特徴を見事に抑えているかと思います。

個人的には妻面の簡易運転台の再現具合がいい感じですね(笑)

京阪1000系 マイクロエース

さてお次は台車。

1000系は車体こそ700系から流用されたものですが、制御機器や台車といった足回りは完全に一新されましたためか、台車については電動車がKS-77A、付随車がFS399とシンプルな構成になっています。

いずれも1000系固有?の台車形式ですが、以前マイクロエースから発売されました5000系の台車と形状が近い(※5506Fと5507Fの2編成に至ってはほとんど共通?)ためか、新規設計ではなく5000系と同じ台車がそのまま流用されているような気がします・・・が、あくまでも素人目線の見解なので気のせいかもしれません(笑)

少なくとも手元にある様々な京阪の本や資料に目を通す限りでは十分な出来栄えだと思います。

京阪1000系 マイクロエース

最後は屋根ー。

実はこの屋根が私的に最も興味のある部分でして、それはなにかといいますとズバリ!
『車端部からはみ出てしまっているクーラーが再現されているかどうか』でした(笑)

1000系は今回の製品のモデルとなっている更新工事が行われた際にクーラーの換装も行われたそうなのですが、その結果、ほんのわずかではあるものの車端部から少しはみ出てしまったという経緯があります。

ここは知る人ぞ知る1000系の地味ながらも?大きな特徴の1つだと思いますので様々な角度から見てみましたが、結果は見事なまでに『気づかない人は(たぶん)気づかない』『知らない人はクーラー配置のエラーと思う???』絶妙な感じ再現されておりました。

・・・1/150スケールのNゲージでこれが完璧の状態なのかはさすがに判断できませんが、「頑張りました!」というマイクロエースの心意気はすごく伝わってきましたので私は大変満足でした(笑)



昨年の【京阪運転会】(※http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=3125&catid=9)には間に合わなかったものの、ついに発売された京阪1000系ー。
一日千秋の思いで待っていたかいがあったとばかりに、その出来栄えは文句なしだと思います。

「たまでんクラブ」ではおそらく唯一の1000系でもありますので、私の虎の子?として、今後他の車両と混ざってレイアウト上で活躍させたいと思います。


ーおしまいー