ということで、1983年(昭和58年)の昇圧前まで活躍していた京阪電鉄の「移動変電所」を今回から作ってまいりたいと思います。

・・・とはいえ前回の記事にも書きましたとおり、探してみてもなかなか資料が出てこない車両ですのであくまでそれっぽい「タイプ」として製作してまいりますのでご了承ください。

京阪電鉄 移動変電所

今回は無蓋車を作成していきたいと思います。

こちらは写真を見た限りですと、鉄塔(おそらく受電部)や変圧器、断路器といった機器が搭載されているものと思われますので、TOMIXの「変電所(キットタイプ)」からそれぞれに該当するであろう機器パーツを仮組したうえで、鉄コレ12m級車体のシャーシに搭載してみました。

・・・やはり元々は屋外式の変電所をモデルにしてストラクチャー化したものだけあり、鉄コレ車体に載せる前提では当然作っていないため、かなりオーバースケールな感じになってしまっておりますが、「あくまでもタイプなので・・・」ということでそこは割り切って作業は続行します。

京阪電鉄 移動変電所

さて、ある程度機器配置が決まったところで塗装に入ります。

ひとまず鉄コレのシャーシ(※台車・床下機器も含む)と、変圧器や断路器といった機器類はグレー系の色で塗装し、碍子や鉄塔部分などはプラの材質が異なるため、おそらく塗装したところで簡単に剥げてしまいそうだったので、成型色の白のままとしました。


次に機器を囲うように配置されているフェンスですが、これもTOMIXのキットに付属するフェンスパーツを適度な長さにカットして使用しました。

色についてはネットで一生懸命探したところ、マルーンっぽい色で塗られている、晩年期と思わしき写真が見つかりましたので、greenmaxの鉄道カラースプレー「26番:近鉄マルーン」で塗装しました。

塗装が終わったら、鉄コレのシャーシにフェンスパーツ⇒フェンス用のメッシュパーツ⇒各種搭載機器といった順で接着して完成です!

京阪電鉄 移動変電所

・・・とりあえずまだ2両コンビのうちの片割れしかできておりませんが、実車の写真と試しに並べてみました。

まず受電部の鉄塔?からして形状が違っております(笑)が、パッと見では「あ、もしかしてこれって移動変電所ってやつ???」と言ってもらえるくらいの雰囲気は出たと思います。


⇒次回へ続く