模型で再現してみる京阪電鉄の移動変電所(タイプ)の製作ー。
無蓋車、牽引車である1300系もどきと製作しまして今回は残った有蓋車です。

「有蓋車」ということで、最初はワム〇〇〇〇〇といった国鉄の2軸貨車を種車にしようかと思ったのですが、手元に1両もなかった&買いに行く時間も残されていなかったという状況でしたのでー。

京阪電鉄 移動変電所

もっといい種車が見つかれば即置き換える!ということで、ひとまずは「屋根の形状がなんとなく近そう」というなんとも微妙な理由(笑)で、ボディーしかないKATOの24系客車のジャンク品を使用することにしました。

とりあえず車体の長さが全然異なりますので適当なところでボディーをバッサリカットし、12m相当の長さに短縮。そこからパテや接着剤などで切り継いだ部分を接合しました。

ただ、12m級車体にはなったものの、どう見ても『24系客車のBトレインショーティー(※ただし若干長め)じゃん。』というイメージが私の中で払拭できませんでした。

なので対策?として外観に薄いプラ板を貼ることにした結果、とりあえず元が24系客車であるという雰囲気はだいぶ薄れました。

京阪電鉄 移動変電所

さてお次の行程は下塗りー。動力ユニット(※本来自走できない車両のくせに動力ユニットをわざわざ組み込んだのはご愛嬌。)などが見えないよう、greenmaxの鉄道カラースプレー「10番:黒」で車体を塗装しました。

次に窓ガラス部分をくり抜いた薄いプラ板を、さらに車体に貼り付けて外観を仕上げ、屋根まで含めた車体全体を、これまたgreenmaxの鉄道カラースプレー「26番:近鉄マルーン」で塗装しました。

・・・ここで気づいた(遅い)のですが、いくら板厚が薄いとはいえ、ベースとなる車体に加えてさらにプラ板を2枚貼り付けるとなると、かなり車体が厚ぼったくなってしまい、1/150サイズにしてはかなりオーバースケールな感じになってしまいました。

『これなら適当な車体をベースにせず、最初からフルスクラッチで作ればよかったかも・・・。」と今さらながらに後悔しましたが、工作に許された時間が残りわずかでしたので今回はひとまずゴリ押しすることにしました。

京阪電鉄 移動変電所

車体を塗装し終わった後は最後に、屋根や妻面に装備されていそうなものを写真などから適当に想像して、適当なgreenmaxのランナーやTOMIXの変電所キットの余りパーツなど、ありあわせのものを接着し、完成としました。


資料も少なめで、いろいろ試行錯誤ながら作ってみた自分の感想としては、やはり全体的にかなりオーバースケール気味(※特に有蓋車)になってしまった点が大きな反省点だと思います。

ただ一方で、上の画像のように(撮り方を頑張って工夫すれば)なんとなく「あ、もしかしてこれって移動変電所ってやつ?」と理解してもらえるものは出来たのではないかと思います。
少なくとも明らかに旅客輸送用ではない事業用車、しかも模型化された例が少ない車両を初めて作りましたので、(クオリティーはともかくとして)かなり楽しめました。

ただこれで終わり!として手放すことはせず、もうちょっと自分の技術を磨きつつ、実車の資料も増やしつつ長期計画でグレードアップをしていければと思います。


ーおしまいー