京阪電鉄 大津線感謝祭

さて、700形の新塗装編成の次に会場で気になりましたのは、錦織車庫内に保存されている京阪80型のカットボディと、その80型のカラーリングをまとった700形(701-702編成)でした。

80型は今まで敷地の外から遠目に眺めることしかできませんでしたが、今回初めて間近で見ることができました。・・・改めて間近で見てみますと、引退してから20年が経過してもなお、現役で走っていたとしても全く違和感のないデザインが名車である風格を漂わせています。

一方、その80型カラーの700形も【普通 四宮】という行先と種別が表示されていたこともあって、「元からこのカラーリングで地上時代の京津線を走っていたんじゃないか。」と思うくらい違和感がなくカッコいいと思います。

・・・改めて京阪電鉄のセンスってホントすごいなぁと思い知らされました。

京阪電鉄 大津線感謝祭

お次にやってまいりましたのは「プレミアムカー」の展示コーナー。

こちらは日比谷公園の「鉄道フェスティバル」や寝屋川車両基地の一般公開イベントをはじめ、様々なイベントでお披露目されていたものですが、これまた私にとっては初めてのご対面となりました。

3つの星と共に金色に輝く鳩マークー。もうこれだけで私にとっては十分プレミアムな感じがするのですが、せっかくなので実際にシートに座ってみました。

個人的な感想としては、思っていたよりクッションが固く感じたものの、かえってその方が座り心地は良いように思いました。また460㎜というゆったりした幅、大きなヘッドレストもいい感じで、「これで京阪間をワンコイン(=500円)で移動できるのであれば喜んで乗ります!というか乗りたいです!」といった感じでした(笑)

京阪電鉄 大津線感謝祭

そのほかにも電チャリやミニ京阪電車、そして800系による洗車機通過体験など、会場内のあらゆる場所での展示をじっくりと見てまいりました。

個人的には前照灯はLEDがしっかり点灯し、実車と同じ警笛(ただし音量控えめ)が鳴らせ、さらに座席転換が可能な電チャリがいい味出てるなぁと思いました。

ちなみに電チャリ、ミニ京阪電車はともに700形がモデルになっているようですが、実車の方もこの日は全5編成中実に4編成(※「ちはやふる」ラッピングの705-706編成を除いた全ての編成)が錦織車庫の構内で展示、またはイベント使用、はたまた留置されていましたので、この日は700形祭りでもありました(笑)


私にとって初めての大津線感謝祭ー。京阪電鉄の公式チラシやポスターで『”京阪電車”がもっと好きになる』と謳っておりましたが、「その言葉に偽りなし!」と感じさせてくれる大変すばらしいイベントでありました。


→次回へ続く