東急8500系  模型

はい、今回はGREENMAX(以下GM)から発売されました【東急8500系(大井町線・黄色テープ付き)5両編成セット】を簡単にご紹介してまいりたいと思います。

まず実車についてさらっとご説明しますと・・・8500系は1975年(昭和50年)から1991年(平成3年)までの長きに渡り400両が製造され、東急電鉄で唯一、ローレル賞を受賞した車両です。

登場後は新玉川線(※現在の田園都市線二子玉川ー渋谷間)、田園都市線、東横線を中心に活躍し、現在も5000系と共に田園都市線の主力車両として、また大井町線でも活躍を続けています。

今回の製品は大井町線との共通予備車として1986年(昭和61年)に5両編成で登場した
8638Fがモデルになっています。

東急8500系 模型

ということで製品をさらっと見てみますとー。

GMの8500系は、かなり前(※少なくとも私が幼少の頃から存在。)から未塗装組立キットが発売されておりましたが、2010年(平成22年)頃?に完全新規の塗装済組立キットが登場。その後、塗装済キットをベースに完成品が展開されるーという流れになっております。

どうやら今回の製品についてもその流れはそのまま踏襲されているようでして、列車無線アンテナやヒューズボックスといった屋根パーツが取付済ではなくユーザー任せになっている点や、前面の種別・行き先・運番表示器部分など、「最初はキットとして売ってました。」という名残?が所々で見られます(笑)


東急8500系  模型

一方、今回の製品で変わったところと言えば以下の点くらいでしょうか。

・製品名にもなっている車端部の黄色テープが印刷済。
・コアレス動力や床板、台車など足回りが現行仕様に刷新。
・以前の完成品では先頭車と動力車にのみ組込まれた集電板が全車に組込み済。
 (※もっとも、現行の足回りではそれが基本、という話かもしれませんが。)
・付属ステッカーの変更

個人的には動力ユニットをはじめ足回りが更新されたのはいいのですが、ステッカーが昔の製品を知っている自分からすれば明らかに微妙な品質。。。できればここは変えてほしくなかった点ですね。


とりあえず良し悪しありということで、例によって気になる点はちょいちょいっと小加工を施したいと思います。


→次回へ続く