GREENMAXの京阪6000系をリニューアル車へと改造する工作ー。
今回は「リニューアル車ならでは。」と思う部分をご紹介します。

鉄道模型 京阪6000系 リニューアル車

まずは車体ー。

京阪6000系のリニューアル車と従来車の外観上の違いは主に下記の3点が挙げられるかと思います。

①乗務員室扉、側窓の窓枠が「銀色」→「黒色」に。
②乗降ドアの靴摺部分がオレンジ色に。
③種別・行先表示器が「幕式」→「フルカラーLED」に。

このうち①は【ガンダムマーカー スミ入れ用<ブラック>極細】で窓枠を1つずつ8両分の両側を塗装、②はラベルライター【テプラ】シリーズの9㎜幅カートリッジのオレンジを切り貼りしてそれぞれ再現しました。

一方③については最初は京阪3000系用のステッカーをうまく切り貼りして対応しようかと思ったのですが、思ったよりもうまくいかなかった(両車の行先表示器のサイズ的に無理もないのですが。)ので、とりあえず【ガンダムマーカー スミ入れ用<ブラック>極細】で表示器部分を塗装してごまかしました。

個人的には靴摺部分のオレンジ(実車と比べてかなりオーバーな表現になっていると思いますが。)が『これはただの京阪6000系の新塗装車ではなく、リニューアル車(のつもり)です。』と主張している感じがしていて、かなり満足しています(笑)



鉄道模型 京阪6000系 リニューアル車

お次は足回りー。

京阪6000系のリニューアル車を模型で再現する場合の大きなポイントとしては以下の2点が効果的かなと思いましたので実車の写真を見つつそれなりっぽく再現してみました。

①補助電源装置の更新(MG→SIV)
②CPの移設(M2車=6100形、Mc2車=6050形→T3=6700形、T1車=6550形)

ちなみにSIVのパーツですが、今回は京阪3000系用のパーツ、CPについては従来、GREEMAXの京阪6000系用のパーツとして封入されているもの(共用品なので実車とはおそらく違うかと思いますが。)をそれぞれ使用して移植しました。

また、SIVへの交換とCPの移設だけに留まらず、Mc1車=6000形、M1車=6150形の床下機器配置なども『あるもので可能な限りそれっぽく。』というコンセプトのもと、そこそこ時間をかけて頑張ってみました。

床下機器の並び替えが終わった後は【GM 鉄道カラースプレー 9番:ねずみ色1号】で塗装し、完成としました。

・・・これも(※完全に自己満足の世界ではありますが。)リニューアル車っぽい雰囲気(※少なくとも従来の6000系製品とは違う。)が出ていて個人的には満足しています。


鉄道模型 京阪6000系 リニューアル車

さて最後は屋根回りー。

といっても、実車の屋根回りについてはリニューアル前後で大きく変わっておりませんので、以下の作業を実施しました。

①屋根板の再塗装【GM 鉄道カラースプレー 35番:ダークグレー→9番:ねずみ色1号】
②はみ出ていた接着痕の修正
③列車無線アンテナ、クーラー、パンタグラフのホーンといった細部の塗装



鉄道模型 京阪6000系 リニューアル車

といった感じで、京阪6000系のリニューアル車を可能な限り再現してみました。

元々京阪6000系の新塗装の製品が市場に出回っている数が少ないのかもしれませんが、意外にも京阪6000系のリニューアル車をNゲージでやられている方は少なかった(※単純に私の探し方が悪いだけかもしれません。)ので、かなり独自のアレンジで加工してみましたが、それなりっぽい感じになったと思います。

そのうちGREENMAXでリニューアル生産されたり、「鉄道コレクションシリーズ」など別のメーカーから製品として登場したりといった可能性は無きにしも非ずですが、その時はその時ということで、私の手元の京阪電鉄シリーズの一員としてとりあえずは活躍させていきたいと思います。


ーおしまいー