直近で購入した電気機関車2台、これらをウェザリングしてみましたのでご紹介いたします。

製品のままではどうにも納得いかないワタクシ、機関車、電車、気動車…問わずウェザリングでガッツリ汚してしまう傾向にあります。


そんなわけで今回の2台はともに長野県に縁が深い、EH200(KATO)とED62(TOMIX)です。


ED62-17
車体の方は一切加工していません。付属のパーツを取り付け、TNカプラーへの交換を行っただけです。
見えない所ではライトをオレンジLEDから電球色LEDに変えたりしているのですが、それは私のブログの方ででも…(笑

実車は豊橋機関区(一部は伊那松島機関区)に所属し、飯田線で貨物輸送にあたっていました。
国鉄の貨物釜と言えばもうドロッドロに汚れたイメージを持っているため、このような強めのウェザリングを行いました。
ブルトレ牽引機の艶っぽさとはまた違ったかっこよさがあります。

前面にはエナメル溶剤で薄めたタミヤ「セミグロスブラック」を流しています。
これをはみ出すことを気にしない…どころか一回全面に塗りたくったあと、エナメル薄め液を付けた綿棒で拭きとっています。実車も汚れを拭きとるわけですから、汚れが残る部分が自然に残る、というわけです。

錆色に使用した色はMr.COLORの「ダークアース」。これを適当に薄めて吹きつけています。
車体へのマスキングなどは一切せず、エアブラシの吹き出し口を細めて少しずつ少しずつ色をのせていきます。前面のガラスなどが気になるなどする方はそこだけマスキングしても良いでしょう。

実車は窓ガラスだけ拭かれていたり、ワイパーの可動範囲だけがキレイだったりと様々。このウェザリングという世界はそれぞれの好みが出る面白い世界ではないでしょうか。

EH200_roof
続いてEH200です。
こちらも強めのウェザリングを行いました。
JR化後、特に最近のハイテクロコはキレイに洗浄されて走っていることが多いのですが、一度だけ見た酷い汚れた釜が忘れられず…

そしてこれだけ強く汚したのにはもう1つ理由が。

EH200_side
実はナンバープレートをタミヤ緑キャップで接着剤を流し込みつつ固定していた際、不覚にも車体表面に指を伝って接着剤が流出、小範囲でしたが簡単なタッチアップじゃ誤魔化せないぐらいに塗装を侵食してしまいました。
近似色を作ってタッチアップするもみるに堪えない状況、それを隠すためのウェザリングとなりました。

近くで見るとやっぱり荒れてるんですが、うす~く目をほそ~くして見ればまぁ見れないこともないような状況まで持ってこれました。
この場合タッチアップの上から茶色を塗って隠してる、とも言えますが…(苦笑


機関車を汚して釜を並べてはニヤニヤしてしまうわけですが…
避けて通れくなってしまうのが「牽くもののウェザリング」です。
コンテナにしろ車扱貨物にしろ汚さずに製品のテカテカ状態では明らかにバランスがとれなくなってしまいます。

こうして次々とウェザリングスパイラルにはまっていってしまうわけです(笑

今度はお得意、気動車のウェザリングについてもご紹介できればと思います。