マイクロエースから発売されました「A-8363:京阪800系・新塗装4両セット(※以降 新塗装セット)」ー。

今回は2014年10月頃に発売されました、「A-8362:京阪800系 新シンボルマーク4両セット(※以降 前回品)」と比較してまいりたいと思います。

京阪800系 模型

まずは車体の側面から。(・・・言わずともわかることですが)左側が今回の新塗装セット、右側が前回品になります。

【パステルブルーと灰白+黄色帯】という、京阪800系だけが纏っていた固有のカラーリングから、京阪本線系統ではお馴染みの【緑と白+若草色帯】のカラーリングへと変わっています。

・・・これだけでも全然違う訳ですが、さらに細かいところでは床下機器などがモールドされている動力ユニット用のカバーパーツが、前回品よりも新塗装セットの方が細かく塗装されていることがわかります。

細かいところではあるのですが、後発のセットで改良されているのはいいですね。

京阪800系 模型

また塗装だけでなく、車端部分の車幅灯パーツも変わっていました。
前回品と比べてみると、新塗装セットの方が小型になっているのがわかります。

・・・過去に撮影した京阪800系の実車画像を見た限りでは、旧塗装の編成も新塗装の編成も、新塗装セットに取り付けられている車幅灯の方が正しいように感じました。

ただ実車の車幅灯自体、過去に変わっているようなので、前回品のセットの方も当時としては正しかったのかもしれません。(※2014年当時、今ほど実車の写真を撮っていなかったのが悔やまれるところです。)

いずれにせよ新塗装セットでは実車に合わせた仕様変更がきちんとされているようなので、改めていい感じ!と個人的には思いました(笑)

京阪800系 模型

さて最後は先頭部分。

先ほど紹介した塗装変更、車幅灯パーツの形状変更以外にも前照灯の形状・色ともに両車で違っているのがおわかりになるかと思います。

これは両車ともに正しい?仕様でして、新塗装セットでは実車と同様、LED化された前照灯が再現されています。前照灯の色合いはもちろんのこと、形状までしっかり変えてきたのはお見事です。

ちなみに新塗装セットも前回品も同じ編成(815-816編成)がモデルになっているのですが、時代の変遷をこうして並べて見ていられるのは模型ならではなので面白いですね。また個人的には、でありますが両セット・・・というかマイクロエースの京阪800系はやっぱりいい製品だなぁと改めて思うのでした(笑)


鉄道模型の世界でも進む京阪大津線(石山坂本線・京津線)の新塗装化。

最初は700形(TOMYTECの「鉄道コレクション(以降鉄コレ)」シリーズ)が発売され、続いて今回の800形(マイクロエース)が発売ということで、残すは600形のみとなりました。

※たまたまだとは思うのですが、模型の製品化が実車の形式と同じ順番で登場しているのが面白いですね。

600形自体は鉄コレでたくさんのバリエーションが製品化されていますので、新塗装セットが出るのは時間の問題でしょう。とりあえずは今回の800系はもちろん、模型の世界でも新旧塗装が混在する大津線を再現しつつ?遊びたいと思います。


ーおしまいー