たまでんクラブ

私のリクエストだったJR常磐快速線（E531系）の撮影をさせてもらった後は、再び常磐緩行線に乗ってお隣の新松戸駅へ。新松戸駅からはJR武蔵野線に乗り換えましてー。



同行した「たまでんクラブ」メンバーが撮りたいというネタを撮影すべく、武蔵野線沿線である東浦和ー東川口間のとある場所へとやってまいりました。

こちらの場所、JR武蔵野線の撮影場所としては結構有名な場所のようでして、メンバーにつれてきてもらう形でやって来た訳ですが、さすが有名な撮影場所だけあって？、私たちが到着した時点で、既に数えきれないほどの三脚とカメラがセットされ、ものすごい数の撮影者の方たちがいらっしゃいました。

ちなみにメンバーが撮りたいネタというのは、元東京メトロ03系の甲種輸送だったのですが、どうやら狙いは皆さん同じ？？？のようでして、通過予定時刻の2時間近く前だったにも関わらず、これだけの人数がいらっしゃるとは全く思っていなかったので、正直驚かされました。

とりあえず他の撮影者の方の邪魔にならない場所を確保したうえで、当該列車がやってくるまでの間、JR武蔵野線を走る列車たちを撮影します。




･･･武蔵野線を走る列車といえば、様々な機関車が牽引する貨物列車が人気のようですが、旅客列車の方も205系、209系、E231系とそこそこ車種のバリエーションがあります。

現在はJR山手線へE235系導入→玉突きでE231系500番台をJR中央・総武緩行線へ導入→さらにその玉突きで209系500番台・E231系0番台を他線区へ転属→205系などを廃車･･･といった動きになっておりまして、ここ武蔵野線では、205系を置き換えるべく209系500番台とE231系0番台の導入が進んでいます。

かつては主力車両として、たくさんの編成が在籍していた武蔵野線の205系も、既に直接新製投入された通称「メルヘン顔」の編成の姿はなく、山手線から転属してきた車両を中心にVVVFインバータ制御化改造した、5000番台の編成を残すのみとなっております。

そんな世代交代が進んでいる最中の武蔵野線へ今回やってきたことになりますが、この日は205系、209系、E231系と非常にバランスよく撮影することができました。個人的には武蔵野線の205系を沿線で撮影するのはおそらく今回で最後かと思いますので、いい機会になりました。



さてたくさんの同業者の方たちともに撮影して待つこと約2時間ー。
ついにEH200形牽引による、元東京メトロ03系の甲種輸送がやってきました。

･･･東京メトロ03系といえば、日比谷線の主力車両として長年活躍し、東急東横線の菊名駅まで乗り入れていた時期もあった、個人的にも馴染みの深い車両ですが、13000系への世代交代で廃車が進み、東京メトロからの完全引退はもう間近。

一部の車両については改造のうえ、熊本電鉄や北陸鉄道などへ譲渡されていますが、今回私たちが撮影した03系は、元東急8500系も活躍している、長野電鉄へ譲渡される編成のようでして、3両編成2本の構成でした。

長野電鉄へ譲渡される03系の甲種輸送はこの時が初めてのようでして、しかも3両組成の編成が輸送されるのは最初で最後（※長野電鉄へ譲渡される03系の残りの編成はすべて2両組成）ということで、これだけの大変高い注目を浴びたようです。


とりあえず無事に03系の甲種輸送を撮影することができましたので良かったのですが、すぐに撤収したのは私たちを含めごくわずかで、ほとんどの方たちはその場に残っておりました。･･･後で調べたところによれば、電気機関車の中ではトップクラスに人気のあるEF66-27牽引の貨物列車や、485系「華」の団臨なども武蔵野線を走っていたようでして、この日は撮影の被写体として魅力的なネタが大変豊富だったようです。

ただメンバーの目的はあくまでも元03系ということでしたので、他のネタには一切目を向けず、EH200の牽引する元03系を追いかけることにしたのでした。


⇒次回へ続く