本州大縦断 乗り・撮り納めの旅②~呉線103系~

広島地区に残る103系は、2012年現在3両編成3本。
2011年3月までに4両編成は全廃となっています。
次回の改正までに置き換えられる予定はありませんが、もはや風前の灯状態。
恐らく、そう先は長くないのではないかと思います。

広島地区の103系は主に呉線の快速安芸路ライナーの運用(広島~広 間)に
就いています(一部、普通列車や山陽本線内運用もあり)。
そのため、狙うのはそう難しくありません。
300系F編成で運用される、こだま734号を広島駅で撮影した後、
早速在来線のホームで待機します。


やってきたのは、113系湘南色(700番台)でした(苦笑)
京都総合運転所から転属してきた車両で、元々5700番台だったのですが
高速化が解除されたため、車両番号表記の5の数字が目張りされていました。
この編成もいずれは黄色一色の新塗装になってしまうのでしょうか。

とはいえ、JR東日本やJR東海からは消滅してしまった113系。
走行音や乗り心地に懐かしさを感じながら、呉を目指します。

呉駅で対向の安芸路ライナーを待つと、ようやく103系が姿を現しました。

この接近メロディーを聴くと、広島地区に来た実感がわきます。
呉駅から徒歩5分の鉄橋で、後続の広行きの安芸路ライナーを撮影。



この日はD-01編成とD-02編成が運用に入っており、
D-03編成は広島運転所に留置されていました。

続いて、水尻駅へ。
この当たりは国道と線路が並行しており、撮影も容易です。



ただ、呉線と言えば個人的には瀬戸内海沿いを走るイメージ。
実際そのような区間は多いのですが、
呉から広島寄りは海と線路の間に国道が通っており、
さらに国道31号線は交通量も非常に多く、大型トラックなどの走行も多いため
上手く撮れるかは完全にタイミング次第。
しかしせっかく来たのだからと、アングルを変えて挑戦してみました。


足の長さほどしかない幅の細い堤防の上でバランスを取って
(バランスを崩したら海へ真っ逆さまです・・・)撮影したのがこの1枚。
103系が来る直前で丁度交通量が一時的に減り、何とかそれらしい写真を撮ることができました。
(スカートに障害物がかかってしまったのは残念ですが)

今回は時間の都合上、103系に乗ることは出来ませんでしたが
それは次回のお楽しみと言うことにしておきます。

次は広島駅に戻り、大阪へ向かいます。

⇒次回へ続く