さて何度かに渡ってお送りいたしました、マイクロエース215系の比較も今回で最終回。
今回は2008年(平成20年)頃に再生産された10両セットと、2011年(平成23年)に発売された
最新ロットとの比較です。
(※写真でいいますと、真ん中より右端までの合計3箱の車両ケースです。)
まず、写真を見ていただければおわかりになると思いますが、
最新ロット(右側2ケース)ではセット内容そのものが見直され、
今までは10両編成1セットだったのに対して、6両編成基本+4両増結の2セットで
発売されるようになり、値段設定もだいぶ見直されました。
次に、2者(2車)の製品内容を比較してみます。
・・・結局最後まで遠くから撮影する分には違いは全くわかりませんね(笑)
ただ最新ロットではパッケージにも記載されていますが、車輪が全て「波打ち車輪」に
変更されており、見えないところで大幅な改良?がなされている模様です。
…私の方ではそれ以外の部分で比較を行ってみたいと思います。
写真上が2011年(平成23年)の最新ロットで、写真下が2008年(平成20年)生産品です。
最新ロットでは、先頭車クモハに実車と同様、床下機器類に貼られているステッカー標記が
新たに印刷で追加されたほか、側面の行先方向幕部分が白く塗られており、全体的に
印刷面でのディティールがアップしておりました。
(※写真上では比較できておりませんが、最新ロット以外の側面行先方向幕部分は透明でした。)
…やはり10年も近くも経つと、印刷技術も進化しているようでなかなか見ていて興味深いですね。
次に気になったのは屋根のクーラー。
左が最新ロットで、右が2008年(平成20年)生産品ですが、メッキの色合いが
金ベース?と銀ベースと異なっています。
…どちらが実車に近いのか、勉強不足のためわかりませんが、なんとなくこちらは
以前に生産されていたものの方が近いのではないかと思います。
ただいずれにせよまばゆいばかりに光っておりますので、一度色を落としてもっと落ち着いた色で
再塗装・・・なんてのもありかもしれません。
ちなみにモーターや前照灯・尾灯については差がありませんでしたので割愛いたします。
…さて、大変マイナーかつたまでんクラブらしからぬ???記事でしたが、いかがでしたでしょうか?
同じ形式でもやはり生産された時期によって時には大きく仕様変更が、時には単純な再生産であっても
細かい差が結構あるようです。
私が所有している鉄道模型で「同じ形式が何両も!!」というのはよくあり過ぎること(笑)なのですが、
ここまで細かいとこまで見て違いを探してみたのは初めてでした。
正直ネタがあるのか不安でしたが、思ってたよりも?違いがあったのでなかなか楽しかったです。
また機会があれば、別の車両セットでもやってみたいですね(笑)
-おしまい-
-次回へ続く-
今回は2002年(平成14年)に生産された初期生産ロッドと2008年(平成20年)頃に
再生産された「2次車 ホリデー快速ビューやまなし 10両セット」の比較です。
(※写真でいいますと、左側から2番目と真ん中に写っている車両ケースの合計2箱です。)
商品の番号も同じ=再生産品との比較なので、おそらく今回が一番違いが見当たらないかも
しれませんが、その点あらかじめご了承ください(笑)
まず、こちらが2者(2車)の製品内容です。
・・・遠くから撮影しているため今回も違いは全くわかりません。
ただ前回の1次車と2次車では先頭車に大きな違いがあったものの、
今回は同じ2次車、そして再生産品=編成番号も同じなので近くで見てみても
パッと見ではほとんどわかりません。
やはり再生産品なので違いはないのでしょうか???
・・・と思ったら、非常に細かいポイントですが発見できました(笑)
写真上が2008年(平成20年)再生産品で、写真下が2002年(平成14年)の初期生産品です。
再生産品の方の車体にJRマーク や標記(おそらく外部の非常用ドアコック?)が追加されておりました。…JRマークはわりと目立ちますが、標記の方は細かいというレベルではないため、写真に赤で〇をつけておきました(笑)
若干ではあるものの再生産品では車体のディティールが向上しているようです。
次がおそらく今回一番差異が見られる点だと思われます。
それは、前照灯と尾灯の違い-。
写真左側が再生産品で、右側が初期生産品です。
どうやら再生産品ではライトが電球からLEDへ換装されているようでした。
実際2者(2車)間でかなり輝度が異なることがおわかりいただけるかと思います。
(※検証に際しては同じコントローラーを使用しております。)
また、ライトをつけていなくても初期生産品の尾灯パーツはかなり厚めに?赤く塗られているのですが、
再生産品ではクリアーパーツになっており違いが一発でわかります。
実車がどちらの方が近いのかは知識不足のためわかりませんが、
やはりLEDの方が明るくて印象としてはいいように思えます。
当時の販売値段は時期は違えど両者とも同じだったようなので、
購入されるなら後者を選んだほうがお得感がある???かもしれません。
ただ実車と照らし合わせるとどちらも現行の姿と同一だと思いますので、
製品名である「ホリデー快速ビューやまなし」以外にも「快速アクティー」や「湘南ライナー」
湘南新宿ラインで活躍していた頃などいろいろな時代設定で遊べると思います。
個人的には「ホリデー快速ビュー鎌倉」や臨時快速「伊豆」号などの超マニアック?なネタで
無理やりいろいろな車両と共演したいですね(笑)
-次回へ続く-
と、いうわけで今回からマイクロエースより幾度と生産されたJR東日本215系近郊型電車の
模型の比較を行っていきたいと思います。
・・・実車自体4編成しかいない少数派の車両なので細かい点しか違いはないと思いますが、
今後ご購入を検討されていらっしゃる方がおりましたら、参考の一つ程度に
ご覧になって頂ければと思います(笑)
今回は一番最初に生産された「1次車 湘南ライナーセット」と「2次車 ホリデー快速ビューやまなしセット」の比較を行いたいと思います。
(※冒頭の写真でいいますと一番左側に写っている紫色の車両ケース2箱です。)
こちらが製品の内容です。・・・遠くから撮影しているので違いは全くわかりませんね(笑)
(※車両ケースはCASCOの10両ケースに変更しております。あらかじめご了承ください。)
マイクロエースの公式サイトで調べてみると、2002年(平成14年)の発売とありますので、
今からもう10年前の製品ですね。ちなみに両方とも10両1セットで販売されており、
車両ケース1箱で実車同様フル編成が揃います。
では早速違いを見てまいりましょう!まずは車両の命ともいえる?前面部分-。
写真左側が「2次車 ビューやまなしセット」で、右側が「1次車 湘南ライナーセット」です。
写真をご覧のとおり、2次車には手すりやステップなどが追加されており、
1次車の方がスッキリした前面になっているのがわかるかと思われます。
また非常に細かいですが、中央貫通扉(紫色のドア)上部の窓ガラスも微妙に違っていたりします(笑)
どこかというと、1次車が1枚ガラスになっているのに対して、2次車は2枚に分割されているのです。
具体的にいいますと2次車の方にグレーの線が入っているのがおわかりいただけるでしょうか?
次は車体の側面-。
中間車などは車番以外に特に違いはない(…と思う、思いたい)ので、
違いの目立つ先頭車のみあげます。
写真上が「1次車 湘南ライナーセット」で、下側が「2次車 ホリデー快速ビューやまなしセット」です。
…窓下にある点検蓋の数が違っているのがおかわりになるのではないかと思います。
JR215系は走行に必要なあらゆる機器(主電動機やバッテリーなどなど)を先頭車に集中して搭載したため1F部分に客室がなく、機械室となっております。
そのため外部にも点検蓋がついているのですが、2次車から横須賀・総武快速線の東京駅地下ホームに乗り入れられるよう、ATC装置を追加で搭載したため、点検蓋の数が1次車の2枚に対して4枚になった、というわけです。
大変大まかではありますが、以上が二者(二車?)の違いです。
1次車と2次車の違いを的確に再現しているあたり、マイクロエースは製品化にあたって実車をよく
調べていらっしゃていて、お見事だと思います。
ちなみに実車の215系1次車は、現在では2次車と全く同じ仕様に改造されたため、
「1次車 湘南ライナーセット」は登場時の状態しか再現することができません。
もし1次車のセットを模型で持っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、
製品名のとおり「湘南ライナー」か、今は運用についていない「快速アクティー」として使用されるのが
ベストではないかと思います。
-次回へ続く-
こんばんわ、谷風皐月です。
年末年始のイベントを一通り終えましたため、今回から模型ネタをまた
ちょいちょい書いていきたいと思います。
まず第一回目は…昨年12月に突如お出まししたこの車両-。
はい、最近出番が異常に多いですが、マイクロエースより発売されております
JR東日本215系近郊型電車 です。
昨年の忘年運転会で、実車と同じ数の10両編成4本40両を一気に投入-。
活躍が限定される実車とは裏腹に、圧倒的なインパクトでもって、
華々しい???デビューを飾りました。
※忘年運転会の時の記事は下記のURLよりご覧になってください。
http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=603&catid=9
現在では私の代名詞として?絶対不動の地位を築いている東急電鉄の車両を除けば、
最大勢力兼主力車両として君臨しています(笑)
さて、そんな215系ですがただお店で売ってた物を片っ端から買って40両揃えた
訳ではありません。
というのは-
運転会の記事を書いた際にも少し述べたのですが、
初回生産されたものから昨年(2011年)発売された最新ロッドまで、
各編成ごとで製品の仕様が異なっている!!というところが大きな特徴です。
・・・とか言いながら最初はやはり、全編成=40両を揃えよう!と決めた時は安く揃えられれば
いつ生産されたものでも構わない、という考えでした(笑)ので、
新品購入から中古店での購入、はたまたネットオークションと様々な方面に手を出した結果、
まさか編成ごとに全部仕様が違う製品になるとは思ってもいませんでした。
たまたま運が良かった?としか言いようがありません。
さて、タイトルで「模型史」と書きましたが、マイクロエースの215系はご覧のように
同じ形式でも3種類のパッケージで発売されております。
…マイクロエースの製品でここまで再生産(仕様変更含む)される製品というのは
珍しいのではないでしょうか?
※そもそも一個人で仕様は違えど同じ車両をこれだけ買うという方が珍しいですね(笑)
せっかくなので箱とパッケージ以外にも各生産ロッドでどこが違うのか、
やや素人目線ではありますが、次回から簡単に比較を行ってみたいと思いますので
お楽しみに!
-次回へ続く-
年末年始のイベントを一通り終えましたため、今回から模型ネタをまた
ちょいちょい書いていきたいと思います。
まず第一回目は…昨年12月に突如お出まししたこの車両-。
はい、最近出番が異常に多いですが、マイクロエースより発売されております
JR東日本215系近郊型電車 です。
昨年の忘年運転会で、実車と同じ数の10両編成4本40両を一気に投入-。
活躍が限定される実車とは裏腹に、圧倒的なインパクトでもって、
華々しい???デビューを飾りました。
※忘年運転会の時の記事は下記のURLよりご覧になってください。
http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=603&catid=9
現在では私の代名詞として?絶対不動の地位を築いている東急電鉄の車両を除けば、
最大勢力兼主力車両として君臨しています(笑)
さて、そんな215系ですがただお店で売ってた物を片っ端から買って40両揃えた
訳ではありません。
というのは-
運転会の記事を書いた際にも少し述べたのですが、
初回生産されたものから昨年(2011年)発売された最新ロッドまで、
各編成ごとで製品の仕様が異なっている!!というところが大きな特徴です。
・・・とか言いながら最初はやはり、全編成=40両を揃えよう!と決めた時は安く揃えられれば
いつ生産されたものでも構わない、という考えでした(笑)ので、
新品購入から中古店での購入、はたまたネットオークションと様々な方面に手を出した結果、
まさか編成ごとに全部仕様が違う製品になるとは思ってもいませんでした。
たまたま運が良かった?としか言いようがありません。
さて、タイトルで「模型史」と書きましたが、マイクロエースの215系はご覧のように
同じ形式でも3種類のパッケージで発売されております。
…マイクロエースの製品でここまで再生産(仕様変更含む)される製品というのは
珍しいのではないでしょうか?
※そもそも一個人で仕様は違えど同じ車両をこれだけ買うという方が珍しいですね(笑)
せっかくなので箱とパッケージ以外にも各生産ロッドでどこが違うのか、
やや素人目線ではありますが、次回から簡単に比較を行ってみたいと思いますので
お楽しみに!
-次回へ続く-