という訳で、私にとって初めての103系は「エメラルドグリーンの常磐線」に決まった訳ですが、まずは素材を集めないと始まりませんので、何か月かに渡って新品、中古品問わず103系(素材)をかき集めたところー。

常磐線 103系

とりあえず103系最長の15両編成ができるくらいの数をということで集めてみたのですが、集まったのは見事に模型メーカーの異なる、バラバラな103系たちでした(笑)

当然の話、メーカーくらいは統一した方が編成にした時の見た目は揃っていていいのですが、せっかく色々な103系が集まったので、これらを全て使って、パッと見の見た目を揃えた(=仕様の標準化?)工作をしようということにしました。

常磐線 103系

まず最初に手を出したのはGREENMAX(以下GM)から発売された「エボリーション・シリーズ(通称EVOシリーズ)」の103系キットー。

・・・GMにとって最新鋭?の未塗装組立キットとして、製品展開が期待されたものの結局この103系単発で終わってしまった?感のする、個人的には惜しまれるキットです。

最終生産が2015年5月頃ということで、なかなか入手できなかったのですが、メンバーの協力もあってなんとかサハ2両、モハユニット2両分の車体が集まりましたのでちゃちゃっと組んでみました。


初めてこのGMのEVOシリーズを組んでみた感想としては正直、『他の模型メーカーのパーツを使ってもOKというコンセプトは面白いですし、組み立てやすく出来栄えもいい。』(※ただし103系を詳しくは知らない私個人的な見解です。)というものでした。

・・・個人的にはもしこのEVOシリーズが側面の窓がユニットサッシになっている仕様(※最もこちらは別途未塗装キットで存在しますが。)や前面が高運転台になっている仕様といった様々な103系のバリエーション展開がなされていたのなら、たぶん大量の常磐線103系が誕生していたと思います(笑)

常磐線 103系

さて、ひと通り組み終わったのですが、このままではただの素組になってしまうということで1つ加工をすることにしました。

それは、JR東日本で活躍していた103系ではよく見られた、AU712形クーラーを搭載した車両を再現することでした。

GMのEVOシリーズの103系では、最もポピュラーなクーラーといえる?集中式のAU75形列を搭載する前提でランボードが屋根板に表現されているのですが、これらを綺麗にカッターとヤスリで削り取り、GMで別売りされているインバータークーラーセットのランボードとAU712形クーラーを搭載してみました。

常磐線の103系の場合、AU712形列が載っている車両は1000番台やサハを中心に結構な数がいたようなので、本当はもっとAU712形を搭載した車両を量産したかったのですが、肝心のインバータークーラーユニットの在庫があまり市場になかったので、とりあえずこの1両で次なる作業へと進めることにしたのでした。


→次回へ続く