JR常磐線103系の模型録③~マイクロエース製品加工~ (2018年9月25日)
さて、GREENMAX製品(※以降GM)の次に私が手を出した103系(素材)はマイクロエース製品ー。
初めて手に取った個人的なマイクロエース製103系のパッと見の印象としましては・・・。
・GM製品と比べるとややゴツい?(※あくまで個人的な見解です。)
・標記類の印刷や乗降扉の靴摺部の銀といった細部に至るまで塗装がしっかりされている
・車内のつり革が再現されている
といった感じでして、個人的にはマイクロエース製品の常磐線103系の編成がいてもいいな、というか欲しい(笑)と思うくらい好印象・・・だったにも関わらず、私が行ったこと作業といえば、マイクロエース製品の大きな特徴?とも言える「車内のつり革パーツ」と「貫通幌パーツ」の撤去という、グレードダウン?加工でした。
というのも「バラバラなメーカーの103系の仕様を可能な限り統一する」というコンセプトで今回の作業に当たっておりますので、先に着手したGM製品と仕様を合わせるための作業でした。(なんとも勿体ない?話ではあるのですが…。)
また極力見た目を揃えるためパンタグラフはGM製品を組んだ際に使用したTOMIX製に換装、屋根板、クーラー、ベンチレーターもGM製品で使用した色に全て塗装し直したほか、車高の調整もしてみました。
お次は今回調達したマイクロエース製品の中で唯一の非冷房車であり、また地下鉄千代田線直通車として常磐緩行線を走っていた時代の1000番台の先頭車の加工ー。
私が今回再現しようとしたのはJR化後、1997~98年頃の編成なのでまずは車両をバラバラに分解し、屋根板にGREENMAX製のランボードとAU75形クーラーパーツを使用して冷房化しました。(※ちなみにこちらも車内のつり革パーツと貫通幌パーツは撤去しています。)
またJR化後に実施された車両更新後の姿を再現すべく、ガラスパーツの戸袋窓部分を中心にHゴムの色をグレーから黒に塗り替えてみました。
そして肝心の車体についてはもちろんの事ながらエメラルドグリーン(青緑1号)に塗装し直し、再度組立―。
とりあえず常磐快速線に転属し、冷房化された後の姿に生まれ変わりました。
また細かい部分では車体更新車ということで妻面の貫通扉部分と乗降扉の靴摺部分を銀色で
色差ししたほか、編成の先頭に立つ車ということでカプラーをダミーカプラーからTOMIXのTNカプラーに換装してみました。
グレードアップなのかグレードダウンなのか、はたまたパッと見でわかる加工だったり、ほとんど無意味と言ってもいい加工だったりーと、自分でも今までに経験したことのない?不思議な作業をしているなぁと思いつつ(笑)、次なる103系(素材)に手を出すのでしたー。
→次回へ続く