秋の信州上田合宿③~JR小海線の旅~ (2012年10月3日)
中京支部の2名も合流し、たまでんクラブオールスターズが揃ったところで
小海線ホームへと移動します。
ちょうどお昼時だったので各自で駅弁を購入し、列車が来るまでの間、
食事を取りながら待つことに-。
ちなみに当日は土曜日だったこともあってか、ちょうどいい接続時間で
キハ110を使用した臨時の普通列車が運転されていたのですが、あえてスルー。
…実は小海線に乗るといってもただ上田へ向かうための新規ルートの開拓ではなく、
別途選んだ目的がちゃんとあったのです。
それは世界初のハイブリッド式の鉄道車両であるキハE200形気動車「こうみ」に乗車する、というものでした。
JR東日本長野支社のサイト内にこのハイブリッドディーゼル車の専用ページが用意されており、運行予定の時刻表を見ることが出来ます。
※参考 JR東日本の長野支社の専用サイト
http://www.jreast.co.jp/nagano/koumi/main.html
「ホリデー快速ビューやまなし」の到着から1時間ほど待つものの、小淵沢から終点の小諸までの全区間通しでキハE200形を使用した唯一の営業列車に乗車できる、ということでコースに選定したのでした。
パッと見は水郡線などの路線や、つい最近では久留里線に投入されているキハE130系気動車みたいですが、ほかの気動車とは異なる床下機器や、HYBRIDTRAINというロゴがその独自性をPRしています。
実際に乗ってみると大変静かで、気動車のようで気動車でない不思議な感じでした。
ここ小海線をはじめ、JR東日本の各非電化路線で活躍するキハ110ですら「軽快気動車」として
国鉄型の気動車とは性能も静音性も格段に進化したと感じられたのに、このキハE200は更に上を行く、まさに最先端を行く気動車といえます。
JR東日本ではさらにHB-E300というリゾートハイブリッド気動車も導入していることから、今後さらにハイブリッド気動車が活躍する場が増えていくことでしょう。
大変急な勾配も新型気動車はとても静かに、かつ軽快に上っていき
日本で最も高い地点にある駅、野辺山へと到着-。
ちょうど列車交換のため長時間停車するということで、私の好きな青空をバックに写真を撮影。
…なんとなくですが、標高が高い(1345.67m)だけあっていつもより開放感があるように思えます。
満点の青空の下、小海線の旅は続きます。
⇒次回へ続く