2022年夏の信州遠征② (2022年7月2日)
村山橋周辺での撮影を終えた私たちがやってまいりましたのは、長野電鉄の主要駅の1つである須坂駅ー。
お目当ては須坂駅に併設されている車両基地・工場ということで、構内にいる2100系・3000系・8500系といった現役の車両たちや、役目を終えて最後の時を静かに待つ3500系・3600系(※3500系については2022年7月現在、運用にこそ入っていませんが、N8編成のみ廃車を免れているようです。)といった車両たちを撮影します。
・・・それにしても3000系と3500系ー。
前者は元03系、後者は元3000系ということで、まさか東京メトロ(営団地下鉄)日比谷線で活躍していた車両が、東京に続いて、今度は信州長野の地で2度目のバトンタッチを行うというのはなんとも不思議な縁を感じますね。
まさか日比谷線の新旧車両を一緒に撮影できる日が来ようとは思ってもいませんでした。
さていったん改札を抜け、昼食休憩をすませて再び須坂駅のホームへとやってまいりますと、構内には営業列車をはじめ、3000系が集結?していましたので撮影ー。
元東京メトロ03系は熊本電鉄や北陸鉄道にも譲渡され、それぞれ第二の人生を歩んでおりますが、3両編成で活躍しているのはここ長野電鉄だけ。かつては8両編成だった03系改め3000系ですが、なかなかこうして実際にじっくり見てみると、コンパクトにまとまっていていい感じですね。
・・・メンバーたちが「模型が出たら欲しい!」という気持ちもわかります(笑)
実際、TOMYTECの「鉄道コレクション」の第31弾で既に熊本電鉄・北陸鉄道に譲渡された03系は製品化されましたので、いつか発売されることでしょう。
でも私はやっぱりー。
地元を走っていた8500系(※一応まだ1編成残っていますが。)が1番です(笑)
ちなみに長野電鉄で活躍する8500系は以前にも述べましたとおり6編成在籍しておりますが、以下のとおり細かな違いがありまして、なかなかにバリエーションが豊富で楽しかったりします。
既に発売されている旧セット(T3編成)、鉄道むすめラッピング編成(T2編成)セットと合わせれば、全6編成中3編成が製品化されたことになりますが、まだ製品化されていない残りの3編成もそれぞれ下記のとおり個性的な?特徴があります。
・「T1編成」・・・前面窓のHゴムが黒ではなくグレー(※東急8500系の登場時に近い姿)
・「T2編成」・・・鉄道むすめ「朝陽さくら」ラッピング編成
・「T5編成」・・・先頭車の1両が東急電鉄時代に装備された排障器(スカート)を装備。
・「T6編成」・・・中間車から先頭車化改造した車両が組み込まれた唯一の編成。
この日は「T1編成」や「T6編成」といった特に個性的な?編成は運用に入っておりませんでしたが、それでも構内で入替する8505Fを撮影できましたので大満足・・・というか、自分の目や耳で8500系を色々と堪能できただけで最高に幸せでした(笑)
ただそんな長野電鉄の8500系もそう遠くないうちに、3000系のような省エネ車両(おそらくVVVFインバータ制御の車両?)に置き換えられることが発表されたようでして、残された時間は決して多くはなさそうです。(※もっとも、誕生してから50年近くも経過してる訳ですから正直なところ無理もない話です。)
とりあえず限られた時間で最大限の満喫を、ということで地元ではすっかりできなくなりました8500系との時?を信州長野の地で存分に堪能するのでした。
⇒次回へ続く