午前・午後と、千頭駅周辺でバリエーション豊かな大井川鐡道の車両たちの魅力を全力で満喫した私たち。

この後は今回の大井川鐡道遠征で、私が行きたいとリクエストさせてもらった、とある場所へ向かおうと思ったのですが、『その目的地へと向かう途上だから』ということで、午前中に乗車した井川線の「きかんしゃトビー号」の第3便を撮影することにしました。

大井川鐡道 きかんしゃトビー号

ということで千頭駅からひと駅お隣の川根両国駅で「きかんしゃトビー号」をお出迎え―。

ちょうど井川線の定期営業列車とすれ違うタイミングでしたので、従来のDD20形とトビーの両方が写るような撮り方をしたのですが、改めて両車を比べて見ますと、トビーの再現度の高さが際立っているように感じられます。

・・・長らく「きかんしゃトーマス」の世界において、レギュラー陣の一角を担っていた(※ただし最近のシリーズではレギュラーキャラクターから降格したようです。)とはいえ、まさか現実世界に、「きかんしゃトーマス」の世界においても珍しい四角い&路面機関車であるトビーが降臨しようとは夢にも思っていませんでした。

また劇中では貨車を牽引しているイメージの強いトビーがたくさんの乗客を乗せた(※撮影した第3便も、満席ではなかったものの、パッと見でも乗車定員の50%は余裕で越えているほどの乗車率でした。)客車を5両も牽引しているという光景もとても新鮮でした。

さて無事に「きかんしゃトビー号」を撮影することができましたので、今度は私がリクエストした目的地へー。

大井川鐡道 きかんしゃトビー号

・・・という展開にはならず、現地でのドライバーを引き受けてくれた中京支部メンバーに導かれるまま、なんと川根両国駅に続き、川根小山駅と奥泉駅と合計3度に渡り、「きかんしゃトビー号」を撮影することになりました。

・・・せっかくここまで追いかけているのだからと、私は立ち寄って撮影した各駅で「きかんしゃトビー号」に乗車している皆さんに手を振りながら見送らせていただいたのですが、乗客の方たちの中には『なんでこの人たち、行くとこ行くとこにおるんやろ???』『熱意のあるマニアやなぁ(笑)』と思われていたに違いありませんね(笑)

ちなみに「きかんしゃトビー号」の折り返し駅となる奥泉駅では、機関車の機回しが行われるのですが、写真を見てもおわかりのとおり、復路となる奥泉⇒千頭間は顔のない、DD20形らしい姿が先頭となって戻っていきますので、トビーを撮影できるのは往路だけ、ということになります。

もっとも、機関車の両側にトビーの顔がついていたのではそれはそれで恐ろしい?話なので、ちゃんと片側にしか顔がないという点ではリアリティがあって正しいと思います。


奥泉駅で千頭駅へと戻っていく「きかんしゃトビー号」と乗客の皆さんを見送った後はいよいよ私がリクエストしましたー。

大井川鐡道 奥大井湖上駅

奥大井湖上駅が見える展望台へとやってまいりました!

こちらの風景、以前からテレビやネットなどで見て「是非とも行ってみたい!!」と思っていた場所だったのですが、とうとう来ることができました。

・長島ダムによって形成されたダム湖(接岨湖)、

・奥大井の自然が織りなす緑、

・ダム湖に架かる色鮮やかな赤色の奥大井レインボーブリッジ、

・そして井川線のトロッコ列車ー。

なんとも言葉足らずというか、我ながら語彙力のない感想ではありますが、まさに「絶景」としか言いようのない、目前に広がる見事な風景をに感動しました!

ただ残念ながら、時間の関係で奥大井レインボーブリッジを自分の足で歩いて渡り、奥大井湖上駅から歩いてすぐのとこにあるというカフェに行くことができませんでしたので、機会を改めてリベンジしにいきたいと思います。


ということで奥大井の地にも足を踏み入れ、わずかながらも井川線沿線の魅力もしっかりと自分の目に焼き付け、自分の記憶に深く刻み込むのでした。


⇒次回へ続く