翌朝、車掌の放送により目覚めました。
列車は本来停車駅ではない、羽後亀田駅に停車中。
放送によると、羽後亀田駅構内のポイントが雪のため
動かなくなったとのことでした。

復旧作業の後も、強風による速度規制が続き
秋田到着は2時間10分遅れの7:40頃。
特急券の払い戻しのアナウンスも行われました。

その後も大久保駅でまたもポイント不転換が発生。
更に遅延を重ねつつ日本海は走行を続けましたが、
弘前駅で、とうとう「運転をしばらく見合わせます」とのアナウンス。


列車の最後尾は雪まみれになっていました。
弘前の先の北常盤駅近辺で上りの特急列車が雪で立ち往生したため、
日本海は40分程度停車していました。

ようやく発車するも、2駅先の川部駅でまたもや運転停車。
別の列車が立ち往生したため、同駅で行き違うまで停車するとのことでした。

しかし待てども動きはなく、その後「運転再開まで相当時間がかかると思われます。
ドアを開放しますので、食事等の買い物をして頂いて結構です」との放送が流れました。


機関車側。前面が雪が大量に付着して真っ白になっています。

駅前の酒屋に出かける者、列車を撮影する者、寝る者・・・
乗客は運休再開の時を待っていました。

しかし川部駅停車からおよそ3時間後、ついに14時頃、代行バスが川部駅にやってきました。
ただ列車の運行再開は17時頃という案内もあり、この後の予定は
いずれにしても潰れてしまったので、私はベッドに戻り、復旧のときを待つことにしました。


しかしその夢もかなわず、15時頃に「この列車は当駅で運転打ち切りとなりました。
代行バスが駅前に止まっておりますので、そちらにお乗換えください」との放送。
終点を目前に、最後まで残っていた乗客も泣く泣く日本海を離れることになりました。

代行バスが青森駅に着いたのは16:46。
日本海が大阪を出てから、丁度23時間(本来より8時間遅れ)後の青森到着です。

当初の予定では、当日昼に十和田観光鉄道に行き、夜に函館へ。
函館に泊まり、翌15日に札幌まで移動、札幌観光後に飛行機で名古屋まで帰ると言う
プランでした。
しかし、3月に廃止になる十和田観光鉄道へ行くのをやめるのは何としても避けたい事態。、
検討を重ねた末、この日は八戸に泊まり、翌日に十和田観光鉄道に乗車、
東北新幹線・東海道新幹線経由で帰ることにしました。




青森駅にて、しばし列車の観察。

本来乗る予定のなかった、東北新幹線の新青森~八戸 間に乗ることが出来たのが
せめてもの救いかもしれません(夜で景色は何も見えませんでしたが・・・)。

⇒次回へ続く