TOMIX 上田交通モハ5250形

TOMIXから発売されました、1/80スケールの上田交通5250形。
お次は車両の正面ー。

こちらも側面と同様、ウインドシルヘッダーやリベット表現など、間近で見たときの迫力は1/150スケールでは見ることのできない(※私の知り得る範囲では)仕上がりです。また前照灯や行灯式の尾灯などの立体感もメリハリがあっていいですね。

ちなみに車番インレタや行先シールなど、写真では既に貼り付けている状態ですが、今さらながらではありますが、前面の行先サボシールについては薄いプラ板(できれば透明ではなく白いもの)に貼ってから、両面テープで接着した方がよかったような気がします。

TOMIX 上田交通モハ5250形

続いては屋根のパンタグラフ周りや足回りー。

赤茶系の色が目立つ屋根のランボードやお椀形のベンチレータ、また車体床下側面にあるアーチ状のトラストバーなど、「丸窓電車」ことモハ5250形の特徴が抜かりなく再現されています。

ちなみにこの辺は1/150スケールの「鉄道コレクション(以下「鉄コレ」)」シリーズでも再現されている部分ではありますが、1/80スケールだとよりサイズが圧倒的に大きい分、メリハリがハッキリして印象に残る感じですね。

また個人的に印象に残ったのは床下機器のモールドが施されたカバーパーツ。

側面のモールドはNゲージの動力車でも見られるものですが、裏側(下側?)にも抵抗器やタンクといったモールド表現が見られます。(※Nゲージの場合は基本的に表現なし=フラットになっているかと思います。)

・・・この辺も1/80スケールだからでこそできる技なのでしょうか。しかし1/80スケールに全然慣れていない私からすると、何をどう見ても最終的に「全般的にディティールがNゲージよりすごい!」という感想に帰結してしまってますね(笑)

TOMIX 上田交通モハ5250形

さて最後は1/150スケール(「鉄コレ」のモハ5250形)と並べてみました。

・・・総合的にどちらが素晴らしいのかはもはや言うまでもないですが、個人的にはお値段とかを考えれば、「鉄コレ」の方もモハ5250形の特徴をしっかり捉えており、結構頑張っていると言っていいのでは?と思います。

ただ(「鉄コレ」に求めるのは酷な話ですが。)もうちょっと車体上半色のアイボリーについては、今回のTOMIX製品の色合いに近い色だったなおよかったな・・・と今さら思いますが、私個人としてはいずれも『上田交通(上田電鉄)の完成品模型を出してくれてありがとう!』としか言いようがありません。


ということでTOMIX1/80スケールシリーズの上田交通5250形のさらっと紹介でした。

昨年の天賞堂「T-Evolution」シリーズの東急7200系に続き、本当に少しずつではあるものの、私も1/80スケールの車両が増えてきましたので、近いうちに走らせる機会を設けたいなと思います。


ーおしまいー