JR高山線 長森駅

さて、引き続きキハ85系の特急「ひだ」をメインターゲットに撮影しようということで、やってまいりましたのはJR高山線(高山本線)の長森駅ー。

・・・こちらの長森駅、高山線の起点駅である岐阜駅の隣駅なのですが、ひとつ隣の駅とは思えない程住宅が少なく、のんびりとした風景が広がっています。

※ただし高山線からそう離れていない位置で並走する名鉄各務原線や、県道152号線の道路周辺は住宅街が広がっておりますので、決して人口が少ないエリアという訳ではありません。

ひとまず特急「ひだ」がやって来るまで少し時間がありましたので、キハ25系やキハ75系といった、高山線・太多線直通の普通列車として活躍する車両たちを撮影ー。

私自身は高山線の沿線で撮影するのは今回が初めてだったのですが、私の中ではキハ75系=快速「みえ」(※2023年1月現在も現役)や、電化前の武豊線で活躍していた印象が強い車両なだけに、高山線でその姿を見られるというのは実に今さらながらの話ではあるのですが、とても新鮮に感じました。

キハ85系 特急「ひだ」

そしてメインのキハ85系の特急「ひだ」を撮影ー。

・・・無事に撮影はできたのですが、撮っていて驚いたのは「ひだ」の通過スピード。
長森駅は交換駅ということで分岐器が設けられているのですが、写真のようにY字型。

私の中ではY字型の分岐器は比較的制限速度が厳しめ=ゆっくりとした速度で通過という印象があるのですが、特急「ひだ」はここ長森駅をかなりの高速で通過していきました。

・・・後で中京支部エリアメンバーに聞いたところによれば、高山線では線形の高速化でよく見られる?一線スルー方式ではなく、高速で通過できるY字分岐器を導入することで、高速化を図っているそうでして、この風景もまたすごく新鮮でした。


ということで初めての高山線沿線を新鮮な気持ちで撮影・満喫していたのですが、朝から時間が経つにつれ怪しくなってきた天候も、この頃にはとうとう雨が降り出し始め、露出環境が悪化&気温もさらに低下してきましたので撤収することに。

ただ日が暮れるまではまだまだ時間がありましたので、せっかくなので長森駅ー(JR高山線)ー美濃太田駅ー(JR太多線)ー多治見駅ー(JR中央線)ー・・・というルートで名古屋方面へ戻ることにしました。

JR東海 HC85系

ということで美濃太田駅までやってきたところ、ちょうど増備が進んでいるHC85系の特急「ひだ」がやってきましたので撮影ー。

・・・このHC85系、顔つきはなんとなく貫通顔タイプのキハ85系(キハ85形1100番台)の面影を感じられるのですが、パッと見カラーリングだけで見てますと、個人的には東急大井町線で活躍する6020系にしか見えません(笑)

もちろん車体形状や走行線区など、あらゆる面で異なる両車ですが、ステンレス車体に白とオレンジのカラーリング、また前面の塗り分けについてもすごくそっくりな感じですので、普段東急線の沿線で6020系を見慣れている私的にはあまり新鮮味を感じませんでした。

・・・模型でフリーランス車両として1両だけオレンジ1色の「Qseat」ならぬ「C(=Central)seat」車(※グリーン車扱い?)なんて作ったら面白そうだなぁ、などと我ながら下らないことを考えながら(笑)太多線⇒中央線と乗り継いで帰ったのでしたー。


ーおしまいー