215系 ホリデー快速ビューやまなし

さて、「ホリデー快速ビューやまなし」で甲斐路を進むことにした私たち。
今回はせっかくなので同列車のレビューをしたいと思います。

まずは座席。

始発駅の新宿から終点の小淵沢まで乗りとおすということで、あえて2両しか設定されていない指定
席を手配したのですが・・・座席は(当然のことながら)自由席車両と全く変わらない「固定式クロスシート」(笑)

が、座席自体は思ってたよりもクッションがしっかりしており、程よい柔からさで座り心地はかなりいいものでした。



ただし2階席を見る限りですと天井はそこまで高くないですし、座席上の網棚も小さいかばんしか
置けなさそうなので、(※ただし座席は片持ち式のため足元にある程度荷物を置けるスペースあり。)
もし車窓からの景色を重視しないのであれば、天井の高い平屋部分が一番過ごしやすいかもしれません。

総括いたしますと乗車券だけで乗れる車としては豪華、(※地元はロングシート率109%なので、少なくとも私には贅沢なものです。)指定席車としてはちょっぴり不満の残る、そんな感じの座り心地でした(笑)

215系 ホリデー快速ビューやまなし

新宿を出て約3時間、無事に小淵沢駅に到着-。
停車駅は快速を名乗るだけあって、決して多くはないのですが、
ほとんど全区間に渡って実にのんびりとした走りでした(笑)

臨時列車なので、元からダイヤ上高速運転はできないのでしょうが、途中猿橋で同じ臨時列車である「快速山梨ぶどう狩り号」の待避-さらに日野春駅でも長時間の運転停車(※従来ですと臨時の特急あずさの待避があるようなのですが、この日は遅れていたためか空待避でした。)があったため、臨時列車の中でも特にのんびりした列車なのかもしれません。

最も、オール2F建て車両10両編成でMT比率も4M6Tと決して高くない以上、山岳区間を走る中央東線を走るには少々厳しい(まして乗車人員も多いのであれば)と思いますので仕方ないといえるでしょう。

とはいえ乗車券だけで利用できる列車なだけあって、勝沼ぶどう郷や甲府あたりまではかなりの混雑具合でした。また立川、八王子までといった近距離需要も意外に高く、需要は総じて高い、使いやすい列車と言えるかもしれません。
(ただしコストを気にしないのであれば、少なくとも終着駅の小淵沢を目指す場合は、特急あずさに乗った方が時間的に絶対いいと思います。)

JR小淵沢駅

215系を見送った後は、名古屋方面から移動し、既に長野県内へ前日入りしていた中京支部の2名と合流。

ここから中央東線よりも更に山間部を進む小海線へと乗り換えます。


⇒次回へ続く