富山地方鉄道 ダブルデッカーエキスプレス

越中荏原駅から宇奈月温泉、立山方面へ歩くこと約10分。撮影地である定願寺川の堤防に到着しました。

こちらの撮影地では橋梁を渡る富山地鉄の列車のほか、天気がよければバックに雄大な立山連峰を撮影することができる・・・らしいのですが、この日は9月の中旬であるにも関わらず、気温は30度を超え、湿度もかなり高い日本らしい真夏日。遠くの景色はガスってしまっていて、館山連峰を望むことはできませんでした。

・・・気を取り直して、折り返してきた10030形「ダブルデッカーエキスプレス」を橋梁の真下から撮影-。

ここからは冒頭の画像のように迫力ある列車の写真が撮影できますが、架線柱が手前にあり、電線などが思ったより目立ってしまうこと、さらに見上るような形で列車を撮るため、肝心の川が写しづらいとなかなかうまく撮影することができなかったので、辺りを移動してアングルを変えて撮影することに。

富山地方鉄道

こちらの撮影地を含め、電鉄富山―寺田間は宇奈月温泉方面、立山方面の普通列車に特急「うなづき号」など、上下線合わせて1時間あたり10本近い列車が走っていて、わずかな時間で14760形や14720形、元京阪3000形こと10030形といった主力車両を次々に撮影することができました。

ちなみに私が富山地鉄に乗る&撮るのは今回が初めてだったのですが、思ったよりも「クリーム、グレー、赤」の旧塗装車が残っていたのが個人的には嬉しかったです。
(※てっきり、濃い黄色と緑2色の新塗装?ばかりになっているものと思っておりました。←無知ですみません。)

富山地方鉄道

撮影地に訪れてから約1時間すると、元西武鉄道5000系、元祖「レッドアロー」改め、富山地鉄16010形「アルプスエキスプレス」がやってきました。

足回りはJR485系などの廃車発生品を流用、内装もリニューアルされているなど、西武鉄道時代から変わった点は非常に多いですが、パッと見の外観は(ロゴなどが貼られているものの)見慣れた西武特急「レッドアロー」そのままだったので、関東地方に住んでいる人間にとっては嬉しい再会でした。

また、「アルプスエキスプレス」を見送ってしばらくすると、電鉄富山から10030形「ダブルデッカーエキスプレス」が再び下ってきました。しかも今度は特急「うなづき号」として。注目すべきは京阪特急の象徴たる?「鳩マーク」が再現されていること!カラーリングといい、ダブルデッカーを連結した姿といい、その姿はまさに京阪時代そのもの!

この富山地鉄の新たなフラッグシップトレインの存在感は圧倒的でした。
・・・これは東急車(=ステンレス通勤車)が趣味の中心である私にとっても人気がない訳がないのがハッキリわかります(笑)


富山地鉄の魅力をたっぷりと味わった後は、越中荏原駅へと戻り、富山方面の列車に乗車して移動を再開。次回はいよいよ、「たまでんクラブ」にとって今回の遠征で最も重要な「あの車」に会いに行きます!※・・・最も重要、と思っているのは私だけか(笑)


⇒次回へ続く