2013年10月下旬から取り掛かった、KRL JABODETABEK8500系・8000系4編成の
改造過程を順次紹介します。


所狭しとずらりと並んだ改造入場中の32両+1両(8613F旧JALITA塗装車のスカート修理)。
今回は今まで経験したことのない大型案件でしたので、
部品・デカールの一括生産及び改造の同時進行により、作業の効率化と
コスト削減を行いました。

まずは、PT.KAI Divisi JABOTABEK時代の8500系8610Fです。
この車両は谷風皐月より依頼を受け、彼が所有する既存の東急8500系をKRL JABOTABEK仕様にするべく、デカールの作成及び帯の貼付け、スカート等の部品作成を当方で行い、本人に返却後に彼が最終整備を行うというものです。(彼にとっては初のてのKRL JABOTABEK仕様の車両です)

いつもの如く最初に行うのは、床下機器のグレー塗装です。
しかしながら、この車両はグリーンマックスの未塗装キットで、
既に東急仕様で組みあがった状態ですので、床板は簡単には外れません。
GMの未塗装キットを扱うのは当方にとっては初めてで、どのように分解すればよいのか
悩みましたが、検討の結果大胆な策を講じました。


床下機器以外の部分を市販のガムテープでマスキング!!
…マスキングテープよりもコストが圧倒的に安く、車体を分解せずに進めるので
作業時間も大幅に短縮できます(塗装のはみ出し防止の為、一部箇所はマスキングテープで
二重補強しています)

このマスキングした状態で連なった姿、作っているうちに「サンダーバード2号」(特撮テレビのです)のコンテナにしか見えなくなってしまいました(笑)


他の同時改造車と共にまとめて施工します。
片手で車体上部のガムテープ部分を持って、もう片方の手で3方向同時に塗装するという前代未聞の(?)超効率化塗装により、1両当たり5分もかからず塗装できました。

続いて、デカールの作成・貼付です。

→次回へ続く