初めての養老鉄道遠征② (2019年6月8日)
大垣駅から7700系のTQ03編成に乗って、一気に終点の桑名駅までやってきました。
・・・ここまでの段階で既に、【7700系は2編成とも(一応)撮影できた】【養老鉄道全線の乗車達成】という、今回の遠征の目標は午前中にして早くも達成してしまった訳ですが、「やはり7700系が動いているのならもう少し撮影したい。」ということで、再び大垣方面へと折り返すことにしました。
ただTQ03編成が大垣方面へ折り返すまで30分近く時間がありましたので、私はその合間を利用して実車の内外を観察することにしました。
まずホームからTQ03編成の外観をさらっと観察ー。
東急電鉄時代からの目立った改造点としては主に以下の点が挙げられるかと思います。
①排障器(スカート)の設置
②転落防止幌の設置
③パンタグラフの換装(菱形⇒シングルアーム)
このうち①、②については近鉄の通勤車などでよく見かけるものと全く同じかと思います。
少しばかりとはいえ、元東急の車両に近鉄テイストの改造が施されているのは面白いですね。
とりあえず模型で東急7700系から養老鉄道仕様を再現する場合は、最低でも①と③を行えば外観上は十分それっぽく見えるかと思います。特に私たちが乗ったTO03編成は東急電鉄時代の赤帯・車番がそのまま残っておりますので、
一番お手軽に再現できますね。
※強いて言えば、車掌台側に掲示される【サイクルトレイン】マークがあると養老鉄道っぽさがさらに出るかもしれません。(ただ終日掲示されている訳ではないので、この辺りは好みかと思います。)
お次は車内ー。
こちらの目立った改造点としては主に以下の点が挙げられるかと思います。
①ワンマン運転関連の機器搭載(モニタ、運賃箱、自動放送装置)
②座席モケットの張替
③床面の更新
④室内灯のLED化
⑤中間車のロングシートの一部をクロスシート化
さすが養老鉄道の新型車両(※元になった車体は50年以上の古豪ですが)というだけあって、結構手が加えられたように見えますが、一方で東急電鉄時代の雰囲気もどことなく残っている感じもしますので、うまいことマッチさせたな、と私は思いました。
模型的には座席パーツを緑系に塗ったり、中間車の一部に設置されたクロスシートを再現すれば、かなり実車同様の雰囲気は出るのではないかと思います。
※外観と違って室内灯でも入れない限り、あまり目立たないかとは思いますが・・・。
久しぶりに元東急の車両をあちこちと観察する(といってもかなりざっくりですが・・・。)機会になりましたので楽しかったです。
車両の観察をじっくり行った後は再びTQ03編成に乗って、一路大垣方面へと向かうのでした。
⇒次回へ続く