さて鉄道コレクション(以下鉄コレ)の長野電鉄8500系(T4編成)3両セット。
今回は車両の方を見てまいりたいと思います。

鉄コレ 長野電鉄8500系

ということでまずは前面と妻面から。

基本的には2019年11月に発売された、T2編成セットの鉄道むすめラッピングがない仕様となっております。ただ最初に発売された8500系セットは2010年の登場ということで、それから9年以上もの時が経ったということで、前面の金型が改良されたそうです。
(※前面の違いについては次回の記事でご紹介させていただきたいと思います。)

また種別「普通」、行先「須坂」、ワンマン標記、車番などはすべて印刷済みとなっていますが、個人的には全体的になかなかいい仕上がりになっているのではないかと思います。


鉄コレ 長野電鉄8500系

続いて車体の側面。(※画像は走行化改造・ドア間ゴムの墨入れや車側灯の色差しなどを終えた後の状態ですがご了承ください。)

側面の行先表示「須坂」、車番、長野電鉄の社紋、号車札などはすべて印刷済となっておりますので、展示するだけであればそのままでも十分な仕上がり具合です。

また、車体だけに関して言えば、長野電鉄8500系は中間車の妻面を除き、ほぼ東急電鉄時代の姿のままですので、印刷されているものを落としたうえで他メーカーのステッカーやインレタを活用すれば、東急電鉄時代にすることもできそうです。

(※ただし仮に鉄コレだけで東急電鉄時代を再現しようとすると、中間車が絶対的に不足するという問題が発生しますが。)

鉄コレ 長野電鉄8500系

さてお次は屋根。(※こちらの画像もパンタグラフの交換やクーラーのメッシュ部分の墨入れを終えた後の状態ですがご了承ください。)

パンタ無しデハ(8514号車)・サハ(8554号車)・パンタありデハ(8504号車)という構成ですが、これらは以前から発売されている長野電鉄8500系のセットと特に変わっているところはないかと思います。

ちなみに屋根も車体と同様、パット見は東急電鉄時代と同じように見えますが、パンタありデハに設置されている避雷器の位置が異なる(※東急電鉄時代はヒューズボックスの間に設置されていたのに対し、長野電鉄はクーラー間に移設。)ため、東急電鉄時代を再現するには少々改造が必要となります。


ざっくりひととおり見終わりましたので、次回は2010年4月に発売された、一番最初の長野電鉄8500系セットと比較してまいりたいと思います。


⇒次回へ続く