車両ステーションに展示されている、JR常磐線に縁のある車両たち(私は主に485系)を存分に撮影した後は他の展示車両たちを見学ー。

鉄道博物館 常磐線展

残念ながら新型コロナウィルス感染症対策の一環で、展示されているほとんどの車両の車内に立ち入ることは不可能(※ついでに展示車両を用いた実演系のプログラムも中止でした。)となっておりましたが、「随分と新幹線車両が増えたな。」というのが個人的な印象でした。

・・・10年くらい前の時と比較するのもどうかと思うのですが、カットモデルではない0系、日本初の新在直通車両である400系、日本初のオール2F建て新幹線車両のE1系、そしてモックアップではありますがE5系など、だいぶ充実したのではないでしょうか?

特に400系とE1系はいずれも私が子供の頃に登場した車両で、登場当時のインパクトがすごかっただけに、こうして博物館で保存されることは大変嬉しいのですが、逆を言えばもう博物館で展示される時代という事で、時の流れと技術の進化、両方の速さを感じるのでした。

鉄道博物館 常磐線展

さて展示車両の見学をひととおり終えた後は、鉄道ジオラマを見学ー。

やはり鉄道博物館クラスの規模になると、眼前に広がる広大なレイアウトは圧巻の一言ですね。これだけの規模のレイアウトがあったら、きっと一日中遊んでいても飽きないでしょうね。

ちなみに鉄道ジオラマについては、座席定員を半分としながらも、約10分の解説プログラムは健在でして、この日は【常磐線展】の期間中ということで、JR常磐線に縁のある列車たちを走らせる内容でした。

C62型蒸気+20系客車の「寝台特急ゆうづる」にはじまり、E657系の特急「ひたち」に至るまでJR常磐線に縁のある列車たちが走っておりました。

面白かったのがあくまでも主役はJR常磐線ということで、おそらく小さなお子様には最も人気があるであろう新幹線車両が一切走らなかったのが印象的でした。

※余談ながら大きなお子様?の私(笑)的には、現在の常磐線を語る上では欠かせないE531系が、レイアウト上にはスタンバっていたものの、プログラム上では走らなかったのが少しばかり残念でした。


鉄道博物館 常磐線展

最後は屋外にあるミニ運転列車ゾーンを見学。

普段であればJR東日本を代表する様々な車両を模したミニ列車が、1週約300mほどの周回コースを走り回っているのですが、こちらも新型コロナウィルス対策の一環という事で運転を中止。乗り場には再開される時を待たんとばかりに、ミニ列車たちが一堂に集結しておりました。

どうやら昔、私が来た時から車両の更新?がだいぶ進んでいるようでして、山手線のE235系をはじめ、JR常磐線関係の車両としてE657系とE531系(写真)の姿も見られました。

E531系のミニ列車があるということで、再開された暁には運転するまでとは言わずとも、同乗という形でもいいのでぜひ乗ってみたいですね(笑)


実に久しぶりの訪問となった鉄道博物館は、新型コロナウィルス感染症問題の影響で様々な企画・プログラムの中止や立入制限などが行われており、本領を発揮するにできないといった感じではありましたが、それでも十分すぎるほど満喫することができました。
(※結局当初の予想を遥かに超える時間、館内に滞在しました。)

また今回の【常磐線展】のような私の心が惹かれる(笑)企画展示が行われる時か、完全復活をした時にでも訪れたいと思います。


ーおしまいー