前回に続き、今回もメンバーが製作した「おみまい品」たち(※といっても残すところあと1名分なのですが。)をご紹介ということでー。

たまでんクラブ おみまい会

4人目のメンバーの作品。手前から作品の種車とネタは以下のとおりです。

①鉄コレ京阪700形(60型「びわこ」号色)
②鉄コレ京阪700形(JR東日本キヤE195系レール輸送車風)
③greenmax阪神通勤車未塗装組立キット(名鉄6000系風)
④プラレール近鉄50000系「しまかぜ)(近鉄80000系「ひのとり」色)

2020年の【おみまい会】のラストを飾るのは、圧倒的なインパクトと発想力と勢いでもって数々の名作?迷作?を生み出してきたメンバーによる力作。

今回「たまでんクラブ」メンバー全員をあっと言わせたというか、頭を抱えさせたというかインパクトのあった作品が②のレール輸送車風の鉄コレ京阪700形。

レール運搬用の中間車が何でできているのかと思いきや、なんと同じく京阪700形の車体の上部分をフレームとし、台車を取りつけたものでした。ヘッドライトや行先表示器のモールドが確認できたことから間違いありません。

・・・製作した本人もSNSで高らかに???公表しておりますが、3Dプリンターで出力された、ある国の地下鉄車両キットを製作するために生贄(笑)となった残骸を有効?活用したようです。

手元に不要なものを残さないという、いかにも彼らしいアイテムですが、ここまでのクオリティーに仕上げてくるのが不思議というか、私には絶対真似できませんね(笑)

さてこれで全員分の「おみまい品」が揃いましたので、これまた【おみまい会】では恒例の、貰った側による各MVP作品を決定することに。

たまでんクラブ 鉄道模型

ということで、2020年のMVPを受賞した「おみまい品」は以下のとおりでした。

①24系(京阪8000系カラー)+開放ピット線路(LED照明装備)
②名鉄6000系(名鉄9500系カラー)
③南海7000系(名鉄特急色)
④相鉄新7000系(YNB=ヨコハマネイビーブルー色)
⑤東急デハ150形(京福旧塗装)

・・・年々作品のクオリティーが(無駄に)上がっていますので、全員審査?にかなりの時間を要しましたが、作品そのもののクオリティーやインパクトなど様々な点を考慮して決定されました。

今回のトレンド?として面白かったのは、「たまでんクラブ」中京支部エリア=名古屋の地で開催したからという事もあってか、【名鉄】が何かしらのキーワードになっていたのが大変印象的でした。

まぁ実態は名鉄のような何か、が正しい表現になりますので、SNSでメンバーが名づけておりましたが【迷鉄】といった方が的確と言えましょう(笑)

たまでんクラブ 鉄道模型

最後は今回のトレンド?となった車両たちの並びをご紹介。

①名鉄6000系(名鉄9500系カラー)
②南海7000系(名鉄特急色)
③南海10000系(名鉄特急色)
④近鉄21000系(近鉄80000系「ひのとり」カラー)

今年は赤+黒(主に前面)というカラーリングの車両が集中しました。

「おみまい品」自体は、メンバー間で内密に(笑)共謀を図ったうえで製作することがあるのですが、今回の場合、全く事前調整がない状態で、ここまでカラーリングというかコンセプトが似通った作品が集まりましたので大変珍しいことでした。

ただざっくり集約すると名鉄+近鉄「ひのとり」=名阪特急という感じでしたので、やはり開催地である「名古屋」というのが大きなキーワードになったのかもしれません。(※ただ【おみまい会】自体は過去にも中京支部エリアで開催したことはあるため、初めてという訳ではないです。)



今年も様々な名車?迷車?が生まれ、新たな「おみまい品」のジャンルとしてプラレールが仲間入りを果たし?、名鉄ならぬ『迷鉄』を中心とした名古屋らしい???『おみまい会』となりました。

作る楽しさ、贈りつけて反応を見る楽しさ、そして逆に贈られる恐さ?-今年も笑いと喜び、そして困惑?の入り混じった最高のイベントとなりました。

withコロナの時代下、以前のようには気軽に開催!という訳にはまいりませんが、私たち「たまでんクラブ」にとって最も伝統のある行事になっておりますので、今後も情勢を見つつ、色々と対策などを検討したうえで続けてまいりたいと思います。


ーおしまいー