さて、千頭駅の構内で『きかんしゃトーマス』フェアを満喫したり、大井川本線の列車たちを撮影したりと過ごしたあとは再び改札の外へ出ましてー。

大井川鐡道 きかんしゃトビー号

井川線で運転されるという「きかんしゃトビー号」に乗車することにしました。

・・・大井川鐡道×『きかんしゃトーマス』イベントといえば、大井川本線の新金谷ー千頭間を走る、SL特急「きかんしゃトーマス号」が最も有名ですが、今まで同イベントに関連した列車の設定がなかった井川線(※もっとも、井川線の旅そのものが大変魅力的なイベントといえますが。)でも初めて、トーマスの仲間であるトビーが牽引する列車が走るということで、一目見ようと現地にやってきたのでした。

最初は撮影できれば・・・くらいに考えていたのですが、現地に到着したところ、当日の乗車枠に空きがあるようでしたので、せっかくの機会だからと乗車することにしたのでした。

大井川鐡道 きかんしゃトビー号

ということで私たちを迎えてくれましたのは紛れもなく「トビー」でした!

・・・現実の話をいたしますと、井川線で活躍する機関車はDD20型という液体式ディーゼル機関車ですが、その車体形状が『きかんしゃトーマス』の世界に登場する機関車でも珍しい?四角い形状の「トビー」と見事なまでにマッチングしておりました。

また「トビー」自身も小型の路面機関車ということで、大井川本線を走る車両たちと比べて機関車・客車ともにコンパクトな井川線にピッタリで、私自身は大絶賛です。(個人的には機関士の制服も、同作品に登場する機関士と同じような服装だったのが大変ポイントが高かったです。)


・・・大変どうでもいい話で恐縮ですが、私が子供の頃、リアルタイムで『きかんしゃトーマス』を見ていた際に初めて「トビー」が登場した際、他の青・赤・緑といったカラフルな機関車たちと違って、まるで木製(※実際に車体の外板は木製?)のような茶色、動輪やシリンダーなどの足回りはカバー=脇板で覆われ、何よりも四角い形状ということで、そのインパクトに衝撃が走ったのを今でも覚えています。

ただそのインパクトが強かった故か、今でも私のなかでは『きかんしゃトーマス』に登場する車両たちの中でも「トビー」はかなり好きなキャラクターでして、こうして実際に乗車する機会が得られたのは大変嬉しかったですね。


大井川鐡道 きかんしゃトビー号

さて私の思い入れ話は終わりにしまして・・・井川線の「きかんしゃトビー号」ですが、客車は全部で5両。(※ちなみに私たちが乗った便は最終的にはほとんど満席の状態でした。)

その内訳は全車スロフ300形ということで、制御客車であるクハ600形が連結されていない=アプト式区間(アプトいちしろー長島ダム間)の走行ができないためか、運転区間はアプト式区間手前の千頭ー奥泉間での往復運転でした。

ということで日本唯一のアプト式区間や、井川線沿線でも屈指の絶景スポットとして人気の高い奥大井湖上駅までは行かなかったものの、それでも大井川と川に架かる吊り橋、お茶畑など沿線風景の見どころはたくさん。

またトロッコ車両ということで直に肌で自然を感じられたのは実に気持ちよかったですね。(※一方でせっかくのトビーによるアナウンスが、走行音でちょっと聞こえづらかったという部分もあるにはありましたが。)

約1時間ほどの行程ではありましたが、「きかんしゃトビー号」の旅を存分に楽しむのでしたー。


⇒次回へ続く