ホビーセンターカトー E531系赤電タイプ

さて前回に続きまして、ホビーセンターカトー(KATO)から発売されました「E531系赤電タイプ5両セット」を簡単ながらもご紹介ということで、今回は2020年9月に通常のKATO製品として発売されました、E531系の付属編成セット(品番10-1293)とさらっと比較してみました。

まずは車両の先頭部からということで両製品を並べてみた訳ですが・・・同じE531系とはいえ、塗り分けパターンが変わると、こうもイメージが変わるものなのですね。

401系・403系・415系といった、常磐線の中距離電車で活躍した車両たちに採用されていたカラーリングの赤電色=「クリーム色4号」+「赤13号」がE531系で再現された訳ですが、E531系にとっては初めて?のカラーバリエーションかと思いますので、個人的にはかなりのインパクトを感じましたが、その点は模型でもしっかりと再現されているかと思います。

ホビーセンターカトー E531系赤電タイプ

さてお次は車体の側面、屋根回り、足回りと立て続けにご紹介ー。

・・・今回発売されました赤電タイプ5両セットは、通常のKATO製品がベースとなりますので、基本的に大きな違いは見られません。

ちなみに今回の製品が「タイプ」と謳われている理由ですが、最も大きなポイントとしましては現在、E531系の付属編成に対して行われているワンマン化対応改造の際、車体側面に設置されている安全確認カメラが再現されていない点となります。

実際に赤電色となっているK451編成(※当然ですが模型の方もちゃんとK451編成の車番が印刷済です。)についても既にワンマン化対応が完了していることから、実車と異なるということでタイプ製品になっているようです。・・・この辺りはおそらく基本編成とボディを共用しているでしょうから、やむを得ないと言えますでしょう。

しかしながら、今回の赤電セットは単純にカラーリングを変えただけの製品ではないという部分もありましてー。

ホビーセンターカトー E531系赤電タイプ

それがこちら。

ご覧のように前面の車体裾部の形状が異なっていることがわかるかと思います。こちらもワンマン化対応改造が施されたE531系の付属編成に見られるものでして、ホーム検知装置が設置された後の仕様が今回の製品では再現されています。

こちらは製品化される時点で再現される旨がリリースされていたのですが、まさか前面パーツを新規に作成してくるとは思ってもいませんでした。

現在実車の付属編成の大半がワンマン化対応工事を終えている=今回の赤電セットと同じ前面形状になっておりますので、今後KATOからE531系が製品化される際、付属編成セットにアップデートされるのか気になるところではありますね。


ということで非常に簡潔にではありますが、「E531系赤電タイプ5両セット」のご紹介でした。最近開催できてない(※京阪遠征に行き過ぎ)ですが、運転会の機会があれば、既に所有しているE531系とともに、レイアウト上を走らせて遊びたいと思います。


ーおしまいー