JR215系の模型史?④~最新ロッドとの比較~ (2012年1月27日)
さて何度かに渡ってお送りいたしました、マイクロエース215系の比較も今回で最終回。
今回は2008年(平成20年)頃に再生産された10両セットと、2011年(平成23年)に発売された
最新ロットとの比較です。
(※写真でいいますと、真ん中より右端までの合計3箱の車両ケースです。)
まず、写真を見ていただければおわかりになると思いますが、
最新ロット(右側2ケース)ではセット内容そのものが見直され、
今までは10両編成1セットだったのに対して、6両編成基本+4両増結の2セットで
発売されるようになり、値段設定もだいぶ見直されました。
次に、2者(2車)の製品内容を比較してみます。
・・・結局最後まで遠くから撮影する分には違いは全くわかりませんね(笑)
ただ最新ロットではパッケージにも記載されていますが、車輪が全て「波打ち車輪」に
変更されており、見えないところで大幅な改良?がなされている模様です。
…私の方ではそれ以外の部分で比較を行ってみたいと思います。
写真上が2011年(平成23年)の最新ロットで、写真下が2008年(平成20年)生産品です。
最新ロットでは、先頭車クモハに実車と同様、床下機器類に貼られているステッカー標記が
新たに印刷で追加されたほか、側面の行先方向幕部分が白く塗られており、全体的に
印刷面でのディティールがアップしておりました。
(※写真上では比較できておりませんが、最新ロット以外の側面行先方向幕部分は透明でした。)
…やはり10年も近くも経つと、印刷技術も進化しているようでなかなか見ていて興味深いですね。
次に気になったのは屋根のクーラー。
左が最新ロットで、右が2008年(平成20年)生産品ですが、メッキの色合いが
金ベース?と銀ベースと異なっています。
…どちらが実車に近いのか、勉強不足のためわかりませんが、なんとなくこちらは
以前に生産されていたものの方が近いのではないかと思います。
ただいずれにせよまばゆいばかりに光っておりますので、一度色を落としてもっと落ち着いた色で
再塗装・・・なんてのもありかもしれません。
ちなみにモーターや前照灯・尾灯については差がありませんでしたので割愛いたします。
…さて、大変マイナーかつたまでんクラブらしからぬ???記事でしたが、いかがでしたでしょうか?
同じ形式でもやはり生産された時期によって時には大きく仕様変更が、時には単純な再生産であっても
細かい差が結構あるようです。
私が所有している鉄道模型で「同じ形式が何両も!!」というのはよくあり過ぎること(笑)なのですが、
ここまで細かいとこまで見て違いを探してみたのは初めてでした。
正直ネタがあるのか不安でしたが、思ってたよりも?違いがあったのでなかなか楽しかったです。
また機会があれば、別の車両セットでもやってみたいですね(笑)
-おしまい-
-次回へ続く-