「京都鉄道博物館」の見学を終え、そこからさらに京都駅周辺⇒阪急河原町駅周辺と回り、そこで遠征2日目で帰るメンバーを見送った私たち。この日の残す行程は前日に泊まった宿へと戻るため、大阪方面へ移動するのみだったのですがー。

現在地が河原町、さらに大阪方面へと戻る・・・ということであれば、阪急京都線で!という流れが普通?かと思いますが、そこはこの私のことー。

『河原町から四条大橋を渡って鴨川を越えればそこはもう祇園四条駅ー。すなわち京阪電車がすぐ近くを走っているのだから、大阪へ帰るなら京阪に乗って帰るべき!!」

という完全な独断専行(笑)により、この日初となる京阪線の沿線へー。


京阪 出町柳駅

ただ欲?はさらに出るものでして、「祇園四条駅からそのまま帰ってもいいけど、せっかく平日の夜に京都にいるんだから出町柳駅から乗って帰りたい。」ということで、鴨東線の出町柳駅へやってまいりました。

その甲斐?あって、私たち「たまでんクラブ」の遠征ではなかなかお目にかかれない、出町柳駅始発の【各駅停車 淀行き】といった列車など撮影することができました。


さて、残すは『何に乗って帰ろうか?』という話なのですが、いつもであれば8000系の特急に座って快適に帰るところ、『せっかく貴重な平日夜の時間帯にいるのだから、普段乗れなさそうな列車に乗ろう。』ということで、ある列車を待つことにしましたー。

京阪 3000系

その列車とは 3000系が充当される【急行 淀行き(G2101Y)】ー。

京都口の区間(出町柳駅→淀駅間)のみ走る急行、という時点でなかなか乗る機会がないのですが、それ以上に京阪線の時刻表を見ていて気になる点があったため、今回乗車する列車として選択しました。

と言いますのもこの列車。21:29に終点の淀駅へ到着するのですが、その8分後、同じく3000系が充当される淀駅始発の【準急 淀屋橋行き(M2101A)】という列車が設定されているのです。

また、この【急行(G2101Y)】の前後の列車を見てみますとー。

・淀駅で後続の【特急(B2103A)】に抜かされる。
・淀駅止まりの【各駅停車(S2001Y)】の到着時刻が21:36で、【準急(M2101A)】の発射時刻と1分差なのでホームで対面接続しそう。

といった点から、「この【急行(G2101Y)】、そのまま【準急(M2101A)】に変わるんじゃない?(じゃないと運用が回せない?)」と推測したので、本当に推測が当たっているのか確認したかったのでした。果たしてその結果はー。


京阪 3000系

はい、推測どおり【急行(G2101Y)】は淀駅から【準急(M2101A)】へと変わったのでした。

時刻表と睨めっこしていた私たちの読み通りだったのは嬉しかったのですが、まさか出町柳駅に停車中の段階で、車掌さんの肉声放送で『この電車は淀駅から準急淀屋橋行きとなります。』という案内が入るとは思ってもいませんでした(笑)

なにはともあれ、平日の夜の時間帯に設定されているこの珍しい?列車に乗ることができて満足でした。特に、出町柳駅から淀屋橋駅まで乗りとおした場合、のべ1時間半近くも3000系に乗車できることになります。

8000系と同様、基本的には【特急】あるいは【快速特急「洛楽」】の運用がメインとなる3000系ですが、おそらくこのスジが最も長い時間3000系に乗れるパターンではないかと思います。

いつもは8000系ばかり乗っている私もこの日ばかりは「3000系もすごく快適だなぁ。こんな列車に1時間半近くも乗れるってすっげー贅沢だねぇ。」とすっかりご満悦(笑)で、3000系の評価を改めるいい機会となったのでした。


ー次回へ続くー