はい、GREENMAX(以降GM)から発売されました京阪9000系(旧塗装・9001編成)8両編成セット」、今回は昨年発売された京阪7200系【品番:31538】や、塗装済キット時代の製品と比較してまいりたいと思います。

京阪9000系 模型

ということでまずは昨年発売されました京阪7200系との比較ー。

車体の塗装こそ現行塗装(=7200系)と旧塗装時代(=9000系)という違いはありますが、先頭部の造形や列車無線アンテナ、スカート・連結器回りといったパーツ類など、基本的には両車とも同じかと思います。

一方車体の側面。

こちらは前回の記事で「7200系と9000系とで扉間の寸法が若干異なる」と書きましたが、試しに中間車を並べて撮影してみたところ、9000系の方が扉間の間隔はなんとなく広いような気がします(写真の撮り方がよろしくない=わかりづらいのはご愛嬌。)ので、GM公式が謳っておりますとおり、9000系用に新規に型が作られたものと思います。

・・・せっかく9000系用に新たに型を起こしたんですから現行仕様で、できれば7両編成化された9001F~9004Fあたりの製品化に期待したいところです。(※たぶん遅かれ早かれ時間の問題かなとは思いますが。)

京阪9000系 鉄道模型

さて、お次は塗装済キット【品番:1034T・1034M】との比較。

・・・昨年の7200系の記事(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=5710&catid=25)とほとんど同じことを書きますが、さすがに同じGM製品といえど、ざっくり20年以上もの期間の差がありますと、全然違いますね。

特に今回は両方とも旧塗装時代の9000系ということでより違いがわかるとともに、模型の設計・製造技術ともに大きく進歩しているのが実感できます。

また、昔のGM製品といえばキットメインで売られており、『自分で組み立ててなんぼ』というイメージが強かったのですが、今ではすっかり完成品が主流(※私が大学生くらいの頃からでしょうか。)となりましたので、時代の流れも感じますね。

京阪9000系 鉄道模型

続きまして屋根回りや室内パーツなど。

こちらも7200系の記事で書いた時とほぼ同じことを書きますが、クーラーパーツ(+たぶんパンタグラフも)が新規になっていること、避雷器が塗装済キットでは別パーツ、今回の製品では屋根板と一体になっている点などが違うようですが、ただ車体や床下機器類などと比べると、そこまで露骨な変化はないかなーとも思います。

一方の室内ですが、こちらも集電対応の有無や、座席パーツが別パーツになっているなど、作られた時代の違いがよく分かりますね。

ただキットの方も、セミクロスシート時代の座席配置をよくとらえてますし、ライトユニットが組み込まれているため、現在のGM製品では再現が困難な乗務員室の仕切りや運転台などが作り込まれているといったこだわりが感じられますので、これはこれでいいかなーと思います。




ということで、GM製品「京阪9000系(旧塗装・9001編成)8両編成セット」の紹介でした。

昨年書いた7200系の記事のラストに、『9000系や10000系といった他形式に拡大発展・・・』云々といったようなことを書いたのですが、見事に現実の話となりました(笑)

・・・7200系⇒9000系と続いて製品化されましたので、今度は10000系に白羽の矢が立つのか、はたまた7200系の旧塗装時代(※何気にキット時代も含めて製品化されていません。)or現行塗装の9000系といったバリエーション展開になるのか、自分のお財布事情はいったん置いときまして、今後のGM京阪シリーズを楽しみにしたいと思います。


ーおしまいー