マイクロエースから発売されました、【京阪8000系 京阪特急プレミアムカー 8両セット(品番:A-2859)】を、現在の実車の仕様=機器更新工事後に近づけてみましょうということでー。

京阪8000系 鉄道模型

まず用意しましたのはM2車である2号車(8100形)とMc2車である8号車(8050形)です。

前回の記事でも書きましたとおり、実車では補助電源装置の更新(MG⇒SIV化)が行われておりますが、実際に京阪8000系で補助電源装置を搭載しているのはこの2両となりますので、こちらの床下機器を見直してまいります。

京阪8000系 鉄道模型

ということで今回ご用意しましたのは、GREENMAX(グリーンマックス)から発売されております床下機器パーツの「4803B」ー。

こちらは同社の京阪3000系シリーズ用に製作された床下機器パーツとなりまして、「4083A」~「4083C」の3種類あるうち、「4803B」に補助電源装置(SIV)が含まれているため、今回用意しました。

※余談ながら「4083A」はIGBT-VVVF装置やCPといった機器類がある電動車用、「4083」は主要な機器を搭載していない付随車用の床下機器パーツとなっております。

あとは極めて簡単&単純でして、既存の床下機器類を工具を使って切除したあと、今回用意したパーツを接着しただけ・・・というものです。

上の画像では中間車(2号車=8100形)が施工前、先頭車(8号車=8050形)が施工後の様子となりますが、とりあえず床下機器の構成や配置が変わっているくらいはおわかりになりますでしょうか。

・・・ちなみに8000系の実車に搭載されているSIVですが、3000系と全く同じものではない可能性は十分にあります(※3000系の登場から8000系の機器更新開始までの間に10年くらい時間が経過しておりますので。)が、とりあえずMGからSIVへの更新は行いましたので、それっぽい雰囲気は出ているのではないかと思います。

京阪8000系 鉄道模型

あとは細かいところとなりますが、実車はT車(8500形、8750形)に空気タンク?の移設と、(画像には写っておりませんが)CP増設(8500形)なども行われておりますので、それらも雰囲気だけではありますが再現してみました。

こちらも私自身が撮影しました写真や動画を見ながら、それっぽい場所にパーツを接着し、支障がありそうな床下機器は撤去したり、若干位置をズラしたり・・・といった感じで細か~い調整を行いました。

後は種別・行先表示器がフルカラーLED化されましたので、側面は走行中の姿をイメージして黒(=非表示)に塗りつぶし、前面は以前「たまでんクラブ」メンバーが買ってきてくれたガレージメーカー?製のステッカーに貼り替えまして、更新車風に仕上げました。


・・・といった感じで、実車の現行仕様に合わせて見直した今回の作業となりますが、悲しいかな床下機器の見直しが作業のメインとなっているだけあって、「ほとんど目立たない」「言わないと気付いてもらえない」、まさにマニアックな作業になってしまいました(笑)

ただ私オリジナルの?京阪8000系の模型となりましたし、個人的には実車っぽい雰囲気に近づいたと思っております(※実車に合わせて完全再現!という訳ではありませんが、所詮自己満足の世界ですので。)ので満足しております。

幸い?私の手元にはまだまだ大量の8000系が在籍(※品番:A-2859に至っては【5セット】もある←)しておりますので、また機会があれば見直すところは見直したうえで、また実車と同様に?更新作業をしてみたいと思います。


ーおしまいー