こんばんは、谷風皐月です。

先日、私たち「たまでんクラブ」にとっては恒例行事となります【おみまい会】を開催いたしました。

・・・毎度のことではありますが、【おみまい会】について説明をさせていただきますとー。

メンバー自身の技術力やアイディア力の向上を図ることに目的に、各自が持て余している?在庫品や、試してみたい新素材を活用して製作したアイテム(通称:おみまい品)のお披露目&お互いに交換し合うイベントとなります。

まずは最初の記事ということで私、谷風皐月が製作した車両たちを紹介していきたいと思います。

たまでんクラブ 鉄道模型

まずは前回に続き、今回も【おみまい会】の開催地となった名古屋エリアを走っていそうな車両ー。

こちらはKATOの153系新快速色(高運転台)をJR東海風カラーに塗り替えたものになります。117系のJR東海色を参考に、「117系が導入されなかったら実現したかも」というイメージで作成しました。

・・・ここ最近、中京支部エリアへ遠征したり(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=5519&catid=16#more)、プラスポート様で「東海運転会」を開催したり(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=5548&catid=9)するなど、だいぶJR東海要素が濃くなりましたので塗装してみたのですが、アイボリー(というよりはクリーム)もオレンジも、実際のJR東海色とは違う色合いではありますが、雰囲気はそこそこ出たんじゃないかと思います。

個人的には117系と同様、モハユニットを1組抜いて4両編成に仕立てようかと思ったのですが、とりあえずは種車のセット構成のまま作成しました。

たまでんクラブ 鉄道模型

お次は常磐線を走ってそうなリバイバル?カラーの車両ー。

こちらはTOMIXのE501系を種車に、通称「赤電」と呼ばれた国鉄時代の近郊型電車塗色風に塗り替えました。イメージは言わずもがな?、実際に「赤電」ラッピングが施されて活躍中のE531系K451編成です。

送り付け先となる「たまでんクラブ」メンバー的には、E531系の「赤電」ラッピングは好印象とのことだったので、『ならば既に所有しているE501系のカラーバリエーションとして仲間に加えさせてしんぜようー』というコンセプトで作成しました(笑)

・・・とりあえず実車と同様、付属編成(=5両編成)で再現してみたのですが、中古で仕入れた関係上、先頭車1両と中間車1両は209系で代用しています。ただTOMIX旧製品ということで、塗ってしまえば違いはほとんどわかりませんので、個人的にはE501系の「赤電」塗装なるパチモンが作れたと思います。

たまでんクラブ 鉄道模型

お次は今回私が作成したおみまい品の中で、最もオリジナリティあふれる車両ー。

こちらはTOMYTEC「鉄道コレクションシリーズ(以下鉄コレ)」の営団地下鉄5000系をベースに、総合車両製作所(旧東急車輛)製のフィリピン向け新型通勤車風カラーに塗ってみました。

・・・新型コロナウィルス感染問題によって、真の故郷(※本籍は一応日本のハズです。)である海外へ渡ることができなくなってしまった送り付け先メンバーの心情を察し、海外ネタをというコンセプトで作成したのです・・・が、私のコンセプトを理解してもらいやすくするため、今回の種車となった営団5000系に比べれば遥かに実車のイメージに近い、greenmaxの東急5000系中間車を1両だけ追加したり、勝手に手元にあった余剰クーラーパーツで冷房化したりしました(笑)

その結果、国内で走っているのか海外で走っているのかよくわからない、なんとも不思議な車両が生まれた訳ですが、送り付け先メンバーの大好きな車両+大好きな海外ネタのカラーリングという組み合わせなら、喜んでは貰えるだろうということでよしとしました。

たまでんクラブ 鉄道模型

最後は近鉄の一般車両っぽくしたかった車両ー。

こちらは鉄コレの東武8000系更新車をベースに、近鉄で活躍する一般車風カラーに塗ってみました。

・・・なぜかここ数年、メンバーの一人とお互いに近鉄風のカラーリングをまとった車両を送り付け合う展開が続いておりまして、『ならば今年もテーマは近鉄で!!』ということで、コンセプト自体は一番安直な理由となった一方、塗色を再現するのに一番苦労した車両となりました。

最初は私が愛用するgreenmaxの「鉄道カラースプレー」で、近鉄一般色と指定されているものを使ったのですが、マルーンはともかく、シルキーホワイトの方が明らかに黄色みの強いクリーム色(※クリーム10号が代用色として指定されている時点でそりゃそうなるわ、という感じではあるのですが。)で納得が行かず色々と調べた結果、「Mrカラースプレー」のグランプリホワイトを上塗りすることで、個人的にはかなり満足した色合いを出すことが出来ました。

塗装が終わった瞬間は『これはしてやったぜ!!』と、ものすごい達成感を味わえたのですが、いざ再組立てが終わると、近鉄の一般車両では見ることのできない側面の二段窓が悪いのか、『なんじゃこれ・・・』という一品になってしまいました(笑)

ちなみに種車を東武8000系とした理由ですが、仕入れコストがお手頃だったという面も大きいのですが、なんとなく車両前面が『塗り替えたら5800系、1020系、9000系などなどなど・・・といった近鉄一般車っぽくなるのでは?』という理由だったりします(笑)

とりあえず個人的には納得のできる近鉄一般車カラーのレシピを確立できましたので、満足です。



という訳で私が作成した車両たちの準備は万端?ということで前回に続き、中京支部メンバーたちの待つ開催地、名古屋へ向かうのでしたー。


→次回へ続く