KATO「東急電鉄5050系4000番台」② (2015年4月16日)
カテゴリー: 東急電鉄―鉄道模型―
投稿者: 谷風皐月
さて先月、KATOから発売されました「東急電鉄5050系4000番台」-。

今回はせっかくなので今まで各鉄道模型メーカーから発売されました、東急5000系シリーズと簡単に比較してみたいと思います。
ちなみに今回比較に使用いたしましたのは下記の車種たちです。
・【4036+4037×2 東急5000系「田園都市線」セット】(Greenmax製品)
・【4039+4040 東急5050系「東横線」セット】(Greenmax製品)
・【A7860+A7862 東急5000系6次車 偶数編成セット】(マイクロエース製品)
・【10-1246 東急電鉄5050系4000番台10両セット】(KATO製品)
ちなみにGreenmax製品は2005年?発売、マイクロエース製品は2011年12月、そしてKATO製品は2015年3月発売という順番になっております。
初出となったGreenmaxから最新製品のKATOまで、実に10年に渡って各社から東急5000系シリーズが発売されたことになります。・・・実車の東急5000系シリーズも10年以上増備が続いたことを考えれば、この点も各社によって忠実に再現された、といったところでしょうか(笑)
また、GreenmaxとKATOのざっくり中間くらいに、マイクロエース製品が発売されたというのも面白いですね。
さてでは比較してまいりましょう。

まずは車体の側面。
上からGreenmax、マイクロエース、KATOという順番になっておりますが、ベースとなる銀色については各社で全然異なるのはいう間でもないので、その点を除いたパッと見の印象で特徴をあげてみます。
はじめに、一番目立つとこで言えばドアでしょうか。Greenmaxは車体と同じ色で塗装されているのに対し、マイクロエースとKATOではしっかり塗り分けられています。ただし実車も長い製造過程の中で、いろいろと仕様が変わっておりますので、この辺は製品の発売時期によるところが大きいのでしょうか。
また、窓ガラスについては実車で熱線吸収・紫外線カットガラスが採用されているためか、少々緑がかった色になっているのですが、KATOが最も濃い色合いになっております。
…あくまで個人的な私見ですが、Greenmaxは超あっさり、KATOはこってり、マイクロエースは両者の間を取ってバランスがいい、という感じです。

お次は屋根上のクーラー。
こちらも上からGreenmax、マイクロエース、KATOという順番になっております。
各社ともそれぞれモデルにしている編成が異なるため、一致はしておりません(※この辺は比較している人間のチョイスするセンスが悪いということでご了承ください(笑))が、特徴はしっかり掴めているのではないかと思います。
面白いところで言えば、GreenmaxとKATOではファンが表現されておりますが、マイクロエースでは省略されている点でしょうか。
一方で細かい部分にはなるのですが歩み板部分のところにある水抜き穴がマイクロエース、KATOでは再現されておりますが、Greenmaxでは省略されているなど、まさに三者三様の違いが見られます(笑)

最後に前面。
こちらは左からKATO、マイクロエース、Greenmaxとなります。
Greenmax製品は前面がライトユニットの台座を兼ねているのが大きな特徴で、遮光対策としてシールの貼り付けが指定されています。
こちらの遮光シール、運転台と乗務員が印刷されていて私個人としては結構気にいっているデザインの代物ですが、いかんせん立体的でないので、後発組のKATOやマイクロエースと比べてしまうとどうしても見劣ってしまう点はやむを得ないところでしょうか。
また、1/150サイズのNゲージではあまり目立たないかとは思うのですが、Greenmaxでは発売されている東急5000系シリーズすべてが同じ前面パーツになっておりますので、実車では異なる前頭部分の長さが再現されておりません。
・・・ただこの点も部品共通化や、それに伴う製造コストダウン???といったメーカー側の観点からすれば、わからないでもありません。
対してマイクロエース、KATOの両社では運転室内の再現度合いや前頭部分の長さもしっかりと再現されておりますので、この点については後発組がしっかり再現した、といったところでしょうか。
ほかにも色々と比較できる部分はあるのですがとりあえず今回はここまで。
いろいろと書きはしたものの、三社三様で好みは人それぞれだと思いますので、どれが良くてどれがダメかは申し上げられません。
むしろ東急電鉄の車両であれば、もちろん好みこそあれど、基本的にはなんでも買ってしまう私からすれば、いろんなメーカーから発売していただきありがとうございます、という感じです(笑)
とにかく、3社体制となりました東急5000系シリーズのこれからの模型展開にますます期待したいところです。
ーおしまいー

今回はせっかくなので今まで各鉄道模型メーカーから発売されました、東急5000系シリーズと簡単に比較してみたいと思います。
ちなみに今回比較に使用いたしましたのは下記の車種たちです。
・【4036+4037×2 東急5000系「田園都市線」セット】(Greenmax製品)
・【4039+4040 東急5050系「東横線」セット】(Greenmax製品)
・【A7860+A7862 東急5000系6次車 偶数編成セット】(マイクロエース製品)
・【10-1246 東急電鉄5050系4000番台10両セット】(KATO製品)
ちなみにGreenmax製品は2005年?発売、マイクロエース製品は2011年12月、そしてKATO製品は2015年3月発売という順番になっております。
初出となったGreenmaxから最新製品のKATOまで、実に10年に渡って各社から東急5000系シリーズが発売されたことになります。・・・実車の東急5000系シリーズも10年以上増備が続いたことを考えれば、この点も各社によって忠実に再現された、といったところでしょうか(笑)
また、GreenmaxとKATOのざっくり中間くらいに、マイクロエース製品が発売されたというのも面白いですね。
さてでは比較してまいりましょう。
まずは車体の側面。
上からGreenmax、マイクロエース、KATOという順番になっておりますが、ベースとなる銀色については各社で全然異なるのはいう間でもないので、その点を除いたパッと見の印象で特徴をあげてみます。
はじめに、一番目立つとこで言えばドアでしょうか。Greenmaxは車体と同じ色で塗装されているのに対し、マイクロエースとKATOではしっかり塗り分けられています。ただし実車も長い製造過程の中で、いろいろと仕様が変わっておりますので、この辺は製品の発売時期によるところが大きいのでしょうか。
また、窓ガラスについては実車で熱線吸収・紫外線カットガラスが採用されているためか、少々緑がかった色になっているのですが、KATOが最も濃い色合いになっております。
…あくまで個人的な私見ですが、Greenmaxは超あっさり、KATOはこってり、マイクロエースは両者の間を取ってバランスがいい、という感じです。
お次は屋根上のクーラー。
こちらも上からGreenmax、マイクロエース、KATOという順番になっております。
各社ともそれぞれモデルにしている編成が異なるため、一致はしておりません(※この辺は比較している人間のチョイスするセンスが悪いということでご了承ください(笑))が、特徴はしっかり掴めているのではないかと思います。
面白いところで言えば、GreenmaxとKATOではファンが表現されておりますが、マイクロエースでは省略されている点でしょうか。
一方で細かい部分にはなるのですが歩み板部分のところにある水抜き穴がマイクロエース、KATOでは再現されておりますが、Greenmaxでは省略されているなど、まさに三者三様の違いが見られます(笑)
最後に前面。
こちらは左からKATO、マイクロエース、Greenmaxとなります。
Greenmax製品は前面がライトユニットの台座を兼ねているのが大きな特徴で、遮光対策としてシールの貼り付けが指定されています。
こちらの遮光シール、運転台と乗務員が印刷されていて私個人としては結構気にいっているデザインの代物ですが、いかんせん立体的でないので、後発組のKATOやマイクロエースと比べてしまうとどうしても見劣ってしまう点はやむを得ないところでしょうか。
また、1/150サイズのNゲージではあまり目立たないかとは思うのですが、Greenmaxでは発売されている東急5000系シリーズすべてが同じ前面パーツになっておりますので、実車では異なる前頭部分の長さが再現されておりません。
・・・ただこの点も部品共通化や、それに伴う製造コストダウン???といったメーカー側の観点からすれば、わからないでもありません。
対してマイクロエース、KATOの両社では運転室内の再現度合いや前頭部分の長さもしっかりと再現されておりますので、この点については後発組がしっかり再現した、といったところでしょうか。
ほかにも色々と比較できる部分はあるのですがとりあえず今回はここまで。
いろいろと書きはしたものの、三社三様で好みは人それぞれだと思いますので、どれが良くてどれがダメかは申し上げられません。
むしろ東急電鉄の車両であれば、もちろん好みこそあれど、基本的にはなんでも買ってしまう私からすれば、いろんなメーカーから発売していただきありがとうございます、という感じです(笑)
とにかく、3社体制となりました東急5000系シリーズのこれからの模型展開にますます期待したいところです。
ーおしまいー