今回は東急8000系(8500系)を製作するにあたって
私が独自に加工している点をご紹介いたします。


東急8000系



①床下機器

greenmaxのキットに付属されている床下機器のパーツは、他社車両のキットでも
よく見かけられる、ある意味共通品?と言える代物です。

なかには明らかに電動車向けと一目でわかる、ものすごい数の抵抗器が並んでいるものがあり、
モデルはかなりパワフルな?車両と思われます。


ただ実車と比べてみるとかなり差異があるため、
「付属されているものだけで実車っぽく見せる」というコンセプトの元、
手元にある資料写真やデータを下に独自に機器の並び替えを行っています。


②屋根部分

東急8000系


東急8000系シリーズと呼ばれるグループ(※8000系、8090系、8500系、8590系が含まれます)は
製造年数がかなり長期に渡ったため、度重なる仕様変更が行われてきました。

その内容はキリがないためこの場では省略させていただきますが、模型で再現する際、
一番?目立つ仕様変更は屋根部分だと思います。

・・・細かいかもしれませんがご覧の通り、屋根の形状が異なっています。
(2両並んでいるうち左側が後期車仕様、右側が前期車仕様です。)

未塗装キットだと後車のタイプが付属しているのですが、8000系や8500系の場合、
徐々に編成両数を増やしていったため、初期車、後期車の両者が混合している編成が数多く存在します。

私は、これを再現する際、同じくgreenmaxの未塗装キットシリーズで発売されているJR201系電車の屋根板か、
キットに付属している屋根のランボード部を削ったものを使って対処しています。

ただ最近発売された塗装済みキット(あるいは完成品)の東急8500系が後期タイプの屋根ですので、
そちらを流用されるのが一番かもしれませんね。

東急8000系


また、クーラーも製造年度によって異なっており、写真をご覧の通り、
大きさやクーラーキセ側面部溝の有無が大きな特徴です。
(※一回り小さい、溝のあるクーラーが後期車タイプです。)

なおキットには、こちらも初期型のものしか含まれておりませんので、
もし再現される場合は別パーツとして販売されておりますので、
別途購入する必要があります。



・・・以上が私の主な改造点です。

結構地味なとこばかりかもしれませんが、自分のアイディア、コンセプトでキットを組み上げて行くのも
未塗装キットを作るうえでの大きな魅力といえます。


-次回へ続く-