東急8500系  模型

GREENMAX(以下GM)から発売されました、非軽量車仕様の東急8500系ー。
今回は先頭車の前面部分をご紹介します。
(※写真では列車無線アンテナパーツの取付と塗装を終えた状態になっています。)

今回の製品はピンポイントに8615Fがモデルとなっておりますので、車番は印刷済になっています。

・・・インレタなどを貼らなくてすむ分、ユーザー側の作業は減りますのでありがたい部分ではあるものの、せっかく今回初めて非軽量車を完成品として製品化したのですから、車番をユーザー選択式にすればもっと売れるような気がするのですが、早速8606Fの製品化が決まったように、最近のGM商法らしく?、特定編成を小出しに製品化していく感じでしょうか。

それはさておきまして、過去に発売されたGM製品の東急8500系を並べてみますとー。

東急8500系  模型

左から未塗装キット(昭和時代~)の組立品、軽量車(2010年~)、そして今回の非軽量車(2021年)となります。

・・・昭和、平成そして令和と3つの時代に違う仕様で製品化されている、かついずれも入手しようと思えばできるというのはすごいですね。

私自身は学生の頃から未塗装キットの8500系を何両も製造?してきましたので、非軽量車が塗装済キットまたは完成品として新規設計で発売された時には驚いたものですが、ついに非軽量車までもが新たに完成品として入手できるようになった事に時代の流れを感じます。

実際に模型の方も、未塗装キット(※私が製作したものなので出来栄えの良し悪しはスルーで!)と今回の製品を比べて頂ければ、時代の差を感じていただけるのではないかと思います。

東急8500系  模型

続きましては完成品同士の比較ということで、軽量車(左側)と今回の非軽量車(右側)を並べてみました。・・・そもそもの大きな違いである軽量車と非軽量車の話については次回ご紹介しますので、それ以外の部分を見てみます。

一番大きな変化点としましては、やはりGM自らがアピールをされていたとおり、窓上の表示機(種別・行先・運行番号)部分が点灯するようになったところでしょうか。

軽量車の方はモールドだけの表現で色も車体色と同じく銀色(※写真は私の方で黒色に塗装+ステッカーを貼り付けています。)でしたので、それに比べれば格段に良くなったと思います。

また、個人的には前照灯の形状が見直されたところも評価したいです。軽量車の方は潰れていると言いますか、なんか平べったい感じで正直あまり好きではなかったのですが、今回の製品は幾分か出っ張っている感じなので実車のイメージに近づいたと思います。

ただ今回の非軽量車についてもスカート(排障器)が軽量車時代と変わらず成型色のまま(※軽量車の方は私の方で塗装しています。)取り付けられている点がちょっとだけ残念ではありますが、とはいえ総合点では、今回の非軽量車がGM製の東急8500系では最も完成形と呼べる代物(※最新モデルである+お値段的にもそうであって欲しいというのが正直なところですが。)になったと思います。


次回は軽量車と非軽量車の違いやその他気づいた点についてご紹介したいと思います。


⇒次回へ続く