変わる東京の鉄道風景-高架に地下に- (2012年10月28日)
カテゴリー: その他のサークル活動
投稿者: 谷風皐月
先週末、模型イベントである「日本鉄道模型ショウ」へと行ってまいりましたが、
会場の最寄駅が蒲田だったこともあり、せっかくなので10月21日に立体交差化が完了したばかりの京急蒲田駅を見に行くことにしました。
単線地上区間だった空港線へのアプローチは写真のように2層式の高架線へと生まれ変わりました。…2010年に上り線の高架化が完了した(と思う)ので、それから2年の時を経て完全に高架化が完了したことになりますね。
一方、箱根駅伝で数々のドラマを生んだ有名な踏切は既に撤去され、また一つ東京から面白い鉄道の風景がなくなってしまいました。
ただ道路、鉄道とも交通と言う観点からすれば今回の立体交差事業で大きく改善されたハズですし、現在の風景はいかにも都市部らしい近代的な構造物ですのでこれはこれで新たな名物になるようなな気がします。
外観を覗いた後は駅構内へ-。
…まだ地上時代に使われていた旧下り線ホームの撤去や通路の新増設といった駅構内の工事が続
いていましたが、新たに3階ホーム(下り線)の使用が開始されていました。
ホームの配線自体は先に使用を開始している上り線の2階ホームと同様ですが、一番の特徴は切欠きホームを発着する品川-京急蒲田駅間を結ぶ普通車-。
写真は空港線、本線発着ホームの先端から切欠きホームを撮影したものですが、ご覧のとおりかなりの距離があります。
ホームに立っていると空港線、本線のそれぞれからこの普通車へ乗り換える乗客が大変多く、ホーム上を走っている姿が絶えず見られました。…この光景を見ている限り、新しい現行のダイヤは必ずしもいいものとは言えないようです。
…ただ京急蒲田付近のダイヤは列車本数が大変多く運用が厳しいため仕方がない事とも言えますので、将来的に改善されることが望まれます。
また、この日は帰りがけに東京メトロ副都心線の渋谷駅にも久しぶりに寄ってみました。
※前回訪問時の記事はこちら
http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=1031&catid=11
…残念ながら東京メトロに貸し出されている東急電鉄の車両に出会うことはできませんでしたが、
来年3月開始予定の相互直通乗り入れ開始に向けた工事は順調に進んでいるようです。
特に以前見に行った時と比べると、線路の敷設はもちろん電気関係もほぼ整備を終えているようで、ほとんど完成といってもいいような状態にまでなっておりました。近い将来が楽しみです。
…と、今回は鉄道構造物ばっかり着目した一日でしたが、鉄道車両だけではなく、インフラの変化も見に行ったり、写真などを撮影して記録しておくというのも面白いですね。
-おしまい-