ウェアラブルカメラでフルHDカメラカーを楽しむ(製作編) (2015年7月7日)
issです。こんばんは。たいへんご無沙汰しています。
久々の投稿になる今回は新型カメラカーの紹介をしたいと思います。
最近流行りのウェアラブルカメラを鉄道模型の車両(?)に搭載して,前面展望風景を楽しむというという内容については,RM MODELS誌のNo.234号(2015年2月号)にSONY製の小型カメラ「HDR-AZ1」(http://www.sony.jp/actioncam/products/HDR-AZ1/)を採用した例が掲載されています。
この記事を見たときに,「おぉ,こういうの良いなぁ」と思ったのは言うまでもありませんが(笑),車載するには寸法的にもうひといき小型でないと苦しいかなぁ~ということで導入は見送り。
ほかにもこの手の小型カメラは製品として存在していないか,探し回る日々が続いたのですが,ある時ついに,使えそうな小型カメラが製品として登場することを知るのでした。
ということで(冒頭の写真でお分かりの通り)今回の新型カメラカーに採用したのは,
Panasonic製「HX-A1H」です(http://news.panasonic.com/press/news/data/2015/04/jn150414-1/jn150414-1.html)。約45gという小型・軽量なボデーは,幅・高さが26mmとユニトラックの道床幅とほぼ同等。
そうであれば車載も比較的容易では‥‥と考え,予約開始と同時に予約を入れて発売日に入手することができました。この記事を書いている現在,概ね約30,000円弱程度で入手できるようです。
カメラそのものの仕様としてはフルHDでの映像記録がカメラ単体でできることが特筆されます。これまでのシステムでは地上側で録画が必要だったこともあり,この違いは記録映像の高画質化に期待ができそうです。また,撮影画像は無線伝送で手元のスマートフォンで表示でき,カメラカーシステムの小型化も狙えそうです。
しかしその一方で,内蔵バッテリの容量にやや不安があるのと,これまでのシステムのようにカメラ電源を線路(走行用電源)から取り込む仕組みにも構築に苦しいところが予想されました。
この問題については,カメラ側のmicroUSB端子からの充電が可能ということで,別途モバイルバッテリーを搭載した電源車を連結することで解決することにしました。都合の良いことにカメラと同等の外径寸法の円筒形バッテリーが市販されており,そちらを採用することにしました。
ということで,車両側のシステムとしては
・カメラ本体
・モバイルバッテリー
・microUSBケーブル
この3点で成立することになります。これらを手持ちで余剰になっていた鉄コレの床板・台車を活用して簡単に取付を行いました。
ポイントとしては,やはり2車間の渡りとなるmicroUSBケーブルで,これが曲線部などで突っ張ってしまうと簡単に脱線・転覆してしまうこともあり,調整は慎重に行う必要がありました。連結面(‥‥面?)間がやや広めなのもケーブル対策です。
このほか,重量バランスの調整として,GMストアで分売しているオモリを適宜床下に貼付し,多少ですが重心位置を下げ,曲線通過時などの安定性向上を図っています。カメラ車・電源車の2両を推進走行することになるため,走行安定性は重要になってきます。
そんな感じで仕上がった,この新型カメラカー。
次の記事では試運転として,実際の走行シーンをお届けいたします。
<続く>
久々の投稿になる今回は新型カメラカーの紹介をしたいと思います。
最近流行りのウェアラブルカメラを鉄道模型の車両(?)に搭載して,前面展望風景を楽しむというという内容については,RM MODELS誌のNo.234号(2015年2月号)にSONY製の小型カメラ「HDR-AZ1」(http://www.sony.jp/actioncam/products/HDR-AZ1/)を採用した例が掲載されています。
この記事を見たときに,「おぉ,こういうの良いなぁ」と思ったのは言うまでもありませんが(笑),車載するには寸法的にもうひといき小型でないと苦しいかなぁ~ということで導入は見送り。
ほかにもこの手の小型カメラは製品として存在していないか,探し回る日々が続いたのですが,ある時ついに,使えそうな小型カメラが製品として登場することを知るのでした。
ということで(冒頭の写真でお分かりの通り)今回の新型カメラカーに採用したのは,
Panasonic製「HX-A1H」です(http://news.panasonic.com/press/news/data/2015/04/jn150414-1/jn150414-1.html)。約45gという小型・軽量なボデーは,幅・高さが26mmとユニトラックの道床幅とほぼ同等。
そうであれば車載も比較的容易では‥‥と考え,予約開始と同時に予約を入れて発売日に入手することができました。この記事を書いている現在,概ね約30,000円弱程度で入手できるようです。
カメラそのものの仕様としてはフルHDでの映像記録がカメラ単体でできることが特筆されます。これまでのシステムでは地上側で録画が必要だったこともあり,この違いは記録映像の高画質化に期待ができそうです。また,撮影画像は無線伝送で手元のスマートフォンで表示でき,カメラカーシステムの小型化も狙えそうです。
しかしその一方で,内蔵バッテリの容量にやや不安があるのと,これまでのシステムのようにカメラ電源を線路(走行用電源)から取り込む仕組みにも構築に苦しいところが予想されました。
この問題については,カメラ側のmicroUSB端子からの充電が可能ということで,別途モバイルバッテリーを搭載した電源車を連結することで解決することにしました。都合の良いことにカメラと同等の外径寸法の円筒形バッテリーが市販されており,そちらを採用することにしました。
ということで,車両側のシステムとしては
・カメラ本体
・モバイルバッテリー
・microUSBケーブル
この3点で成立することになります。これらを手持ちで余剰になっていた鉄コレの床板・台車を活用して簡単に取付を行いました。
ポイントとしては,やはり2車間の渡りとなるmicroUSBケーブルで,これが曲線部などで突っ張ってしまうと簡単に脱線・転覆してしまうこともあり,調整は慎重に行う必要がありました。連結面(‥‥面?)間がやや広めなのもケーブル対策です。
このほか,重量バランスの調整として,GMストアで分売しているオモリを適宜床下に貼付し,多少ですが重心位置を下げ,曲線通過時などの安定性向上を図っています。カメラ車・電源車の2両を推進走行することになるため,走行安定性は重要になってきます。
そんな感じで仕上がった,この新型カメラカー。
次の記事では試運転として,実際の走行シーンをお届けいたします。
<続く>