寺下駅で1004Fの特別装飾列車(1往復目)を撮影した後は、下之郷駅に戻って1004Fの臨時列車に乗車(※1往復目は撮影専用で乗車できず、2往復目のみ乗車可能。)するか、それとも2往復目も沿線で撮影するか迷っていたのですがー。

上田電鉄 別所線

結局、「1往復目と違う装飾が見られるに違いない!」ということで沿線撮影を続けることにしました。

2往復目の1004Fが下之郷駅を出発するタイミングまで少々時間がありましたので、赤坂上でちょっと早い昼食を取り、そこから歩いて三好町駅へと向かう途中にある、これまた超定番の撮影地へ向かうことにしました。

・・・お昼の時間帯で撮影するのに一番いいかつ、別所線の中でも屈指のキャパシティーを持つ場所だけあって、私たちが到着した頃には既に10名以上の方がいらっしゃいました。うーむ、この日の撮影者の人数は過去トップクラスの賑わいですね!

私たちも先にいらっしゃった方たちに紛れて、定期の営業列車である6000系や1002F「自然と友だち1号」を撮影しつつ、今日の主役である1004Fを待ちます。

上田電鉄 別所線

撮影地から到着してほどなくして1004Fが現れました。

今度は種別が「快速」、行先は「下之郷」、運行番号はイベント実施日に合わせた?「117」となっておりました。また、ヘッドマークも上り下りでそれぞれデザインの異なるオリジナルのものに変わっておりました。

上田方面(上り)へ向かう列車で、下之郷はとっくに過ぎている(というか始発駅)のに「下之郷」という表示がすごく新鮮ですね(笑)また普段は編成番号が表示?されている運行番号も、東急大井町線を彷彿とさせるような3桁表示がいい味を出してます。

個人的には下り方(別所温泉側)についているヘッドマークが、かつて7200系「まるまどりーむ号」がデビューを果たした時に掲げていたものと同じようなデザインになっているのが一番のツボ、高いポイントでした(笑)

上田電鉄 別所線

そしてこの日、1004F最後の本線走行となる返しー。

種別が従来表示されている「ワンマン」、行先は「試運転」に変更されておりました。

うーむ、最後は一番?日常で撮影が実現しそうでそうは簡単に見られなさそうな、ちょっとかゆい感じの組み合わせできました(笑)

おそらく1往復目で「上田」「別所温泉」、2往復目の上りで「下之郷」と、1004Fが掲示できる別所線の行先を全て掲示してしまったことから最後は「試運転」という形に落ち着いたのかな、と勝手に解釈します。

※さすがに「蒲田」や「多摩川」といった東急電鉄時代の行先表示は混乱を招くか、あるいは「まるまどりーむ号mimaki」ラッピングになった1004Fとはミスマッチではないかという、関係者の方のご配慮によるもので表示しなかったものと思われます。

とはいえ貴重な姿の1004Fをたくさん撮れたのは紛れもない事実。

この日の収穫に大満足しながら次なる目的地、撮影会会場である下之郷駅へと再び向かうのでした―。


⇒次回へ続く