こんばんは、谷風皐月です。
 
「たまでんクラブおみまい会2016」向けの各種工作も無事に完了しましたので、今回は久しぶりに自分が最近購入した車両を簡単にレビューしてまいりたいと思います。

マイクロエース 京阪3000系

ということで今回は、5月にマイクロエースから発売されました【京阪電車旧3000系 7両固定編成 7両セット(※以下7両固定編成セットと呼称します。)】をご紹介します。

・・・旧3000系といえば、栄光ある「京阪特急」用車両として最も長い期間活躍を続けた、京阪電鉄屈指の名車として今でも語り継がれる車両ですが、人気が高い車両であるためか、マイクロエースからは【3次車7両編成セット】【更新車8両編成セット】【8000系30番台8両編成セット】と多数のバリエーションが発売されています。

それではマイクロエース製旧3000系シリーズに新たに仲間入りを果たした今回の【7両固定編成セット】を見てみましょう!



マイクロエース 京阪3000系

というわけで、こちらがケースを開けた状態になります。

・・・まずパッと見で一番目につくのは、明らかに旧3000系とは車体形状が異なる、どう見ても8000系にしか見えない中間車の存在でしょう(笑)

なんでも1989年(平成元年)の鴨東線開業時に、特急の全列車7両編成化を実施するにあたって当時3両+3両の6両編成を組んでいた編成に、8000系の中間車(8550形)を組み込んだそうです。ただし結局は8000系の増備によって置き換えられることが決まり、このような編成が見られた期間はそこまで長くなかったようです。

おそらく今回の製品は「知ってる人は知ってるけど、知らない人は知らない」というネタ要素がちょっと高めな?編成だと思われますが、自称「たまでんクラブ」における京阪特急担当、かつ京阪8000系が大のお気に入りな私にとっては、今回の編成は抑えない訳にはいかないだろう!ということで、手を伸ばしました(笑)

マイクロエース 京阪3000系

また、この編成は8000系の中間車をつないでいることだけが特徴ではなく、ほかにも中間部に連結される京都方先頭車(3500形)に対して電話室設置改造、排障器撤去といった中間車化改造が施されたようで、それらがきっちりと再現されています。・・・だから【7両「固定」編成セット】という製品名になっている訳ですね。


残念ながら製品と同じような編成が実際に活躍していた頃は、京阪電鉄を全く知らなかったので、「こんな編成だったのか!」としか感じられませんが、京阪特急の主力の座を8000系にバトンタッチする過渡期?とも呼べる【7両固定編成セット】の製品化はなかなか面白いと思います。(※少なくとも京阪電鉄にすっかりどっぷりハマってしまった私からすれば大変いいセンスです。)


次回は、過去に発売された「京阪3000系」のセットも、メンバーから譲渡の形で手元にありますので、両者を並べて比較、ちょこっとだけマイクロエース製京阪旧3000系の歴史を振り返り?たいと思います。


→次回へ続く