地下鉄博物館

地下鉄博物館にやってきた私たちの狙いは、館内でも高い人気を誇る運転シミュレーター・・・で使用される6000系の実物大モックアップでした。

というのもちょうどこの時期、2018年10月~11月に千代田線で行われた6000系のラストラン時に見ることができたヘッドマークと、運転台下部に掲示されたメッセージボードがそれぞれ6000系のモックアップに掲出されていたからです。

モックアップとはいえ、ラストランを彷彿とさせる姿がこうして再びこの目で見ることができたのはよかったです。

・・・私自身も昨年10月にメンバーたちと一緒に6000系の撮影へ行きましたが(http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=3991&catid=6)、「47年間ありがとう!」というメッセージボードは11月の最終運転時にのみ掲出されたらしく、実物を初めて見ることができたことはとてもいい機会でした。

地下鉄博物館

また、この時期は特別展示として【千代田線全通&半蔵門線開通40周年展】が行われており、こちらの展示もまた私たちが地下鉄博物館へと足を運んだ大きな理由の1つでした。

特に私個人としては、東急田園都市線と深い関わりを持つ?路線である半蔵門線関係の展示ということで反応しない訳にはまいりません(笑)

早速中を覗いてみますとー。


地下鉄博物館

年表や写真、解説文などが掲出されたパネル展示が中心の内容でしたが、千代田線・半蔵門線と縁の深い車両模型なども展示されておりました。

大変興味深い展示で隅々までじっくりと拝見させていただいたのですが、私が抱いた感想としては『思っていた以上に東急8500系の存在感がすごかった』でした(笑)


ただこれは半蔵門線の歴史上仕方がないことでして、その背景を説明させていただきますとー。

半蔵門線は1978年8月、渋谷ー青山一丁目間で開業しました。開業初日から東急線と相互直通運転を開始したのですが、この時半蔵門線車両用の車庫がまだなかったことから東急8500系のみ使用されました。

現在も活躍が続く地下鉄8000系がデビューしたのは鷺沼検車区が完成した1981年4月ー。
つまり開業から約2年半あまりの間、東急8500系が地下鉄半蔵門線用車両として兼任?で走っていたからなのです。

今では「地下鉄半蔵門線の車両=東京メトロ8000系、08系」ですが、この特別展示では東急8500系も半蔵門線の車両としてしっかり扱われていたのは嬉しい一方、長い歴史を歩んできたんだなとも感じました(笑)


東京の地下(というよりは地下鉄?)を自分の足で辿り、自分の目で見る旅ー。
いつも(=京阪)とは違う活動内容でしたが、とても興味深い活動でした。


ーおしまいー