さて、ひととおり屋外の展示は見終わりましたので、今度は車両工場の中へー。

京阪 ファミリーレールフェア2019

まず目に入りましたのは、検査入場中の2200系。

建屋内の別の場所に展示、あるいは置かれている台車や部品などを見た限りでは、どうやら2211Fのようです。

2200系は登場から今年でなんと、55周年を迎えた超ベテランともいえる車両ですが、まだまだ6000系や13000系といった後輩たちには負けまいと、所々研磨やパテ盛りなど、細かな整備がされているのが印象的でした。

全盛期と比べると、さすがに勢力は減っておりますが、ホームドア導入の関係で5000系の廃車が優先されている現在、まだ少しの間は安泰といったところでしょうか。ぜひ出場したらキレイになった姿を撮りに行きたいと思います。

京阪 ファミリーレールフェア2019

お次は工場内の展示物のなかでも特にたくさんの来場者の方たちの注目を浴びている車体つり上げ作業の実演ー。

昨年は1000系(1502F)の先頭車がつり上げ⇒運搬⇒つり下げと、クレーンのパートナー?として大活躍しておりましたが、今年は先ほどの2200系(2211F)の反対側の先頭車が抜擢されておりました。

・・・やはりまじまじと見つめていると、実現するのは夢のまた夢ですが、鉄道模型の世界でも車両工場(というか寝屋川車両工場)のモジュールもやってみたいなぁと、昨年に続いて全く同じことを考えるのでした(笑)

そして最後に紹介するのは「京阪電鉄はやることがホント細かい&すごいなぁ。」と感嘆の声をあげましたのはー。

京阪 ファミリーレールフェア2019

たくさんのお子様連れのご家族の方々を運ぶミニ電車でした。

こちらのミニ電車、屋外では3000系が活躍していたのですが、工場内では写真のように8000系が活躍しておりました。(※余談ながら最後尾?の鳩マーク、というかハトさんがなんとも楽しそうですね。)

・・・何が細かい&すごいのかというと、なんと実車の8000系に続き、このミニ電車にも「プレミアムカー」が連結されていたのです!

しかも車体(シャーシ?)のカラーリングはもちろんのこと、座面のモケットや足の置き場までもが実車と同じという芸の細かさ!!

基地構内の掲示板を拝見したところによると、なんでも京阪電鉄の社内の改善活動として取り組まれたらしいのですが、それにしてもお見事の一言。

・・・寝屋川車両工場の技術力の高さとセンスの良さは重々知っているつもりなのですが、日々の実車のメンテナンスや改造に限らず、こういったイベントに対する取り組みも改めてすごいなぁと感心しきりの「ファミリーレールフェア」だったのでした。


⇒次回へ続く