こんばんは、谷風皐月です。

昨日で私が住んでいるエリアも緊急事態宣言が解除されましたが、とりあえず私自身は5月中はおとなしくしていましょうということで、今回も実車のお話。

京阪電鉄 3000系

今回は京阪3000系についてつらづらと?書きたいと思います。
(※ちなみに今回の記事に掲載されている画像はすべて過去に撮影したものですので念のため。)

2020年5月12日付けの京阪電鉄のプレスリリース(https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/2020-05-12_premium-car.pdf)で、3000系「プレミアムカー」の営業運転が2021年1月に開始予定と発表されました。

内容を拝見した限りでは、プレミアムカーのサービスが開始してから約3年(※開始は2017年8月)の時が経過していることもあって、現在8000系に連結されているプレミアムカーから座席やレイアウト、設備などの一部が改良されるほか、鉄道車両の窓用ガラスとしては世界初となる液晶ディスプレイの内蔵されるなど、個人的には期待しかもてなくなる内容でした(笑)

また特急停車駅のホーム上に、プレミアムカー券の発売機が新たに設置されるとのことですので、プレミアムカーがもっと気軽に利用できるようになり、今から楽しみです。


ただその一方で、プレミアムカー連結後の3000系について個人的に気になることが2つほどありましてー。

(※ここからは完全に私個人の見解というか単なる妄想なのでご了承ください。)

その1.車両運用がどうなるか

京阪電鉄3000系

2020年5月現在、3000系は8000系と共に特急運用を中心に充当されていますが、早朝・夜間時間帯の入出庫の絡みや、平日朝ラッシュ時間帯を中心に【普通】【区間急行】【準急】【急行】など様々な種別で走る姿を見ることが出来ます。

こちらは8000系の話になるのですが、プレミアムカーのサービス開始に伴い【普通】【区間急行】といった種別の運用は消滅。さらに現在のダイヤでは入出庫の関係でプレミアムカー連結当初はわずかに残っていた【急行】の運用も消滅し、【特急】【快速特急「洛楽」】【ライナー】と完全に特急専用?の運用になりました。

個人的には3000系の運用についても8000系の時と同様、【普通】【区間急行】といった種別の運用は現行のダイヤよりもかなり減少するか、消滅するのではないかと思います。

少なくとも【普通】や【準急】といった種別でプレミアムカーの運用は考慮されてないと思いますので、もしこれらの種別運用に充当される場合はプレミアムカー自体は締切扱いで運用されることになるかと思います。


あと平日朝ラッシュのピーク時間帯を中心に運転されている6000系といった3ドアロングシート車8両による特急が、このままプレミアムカーを連結した特急車(3000系・8000系)に混ざって運用が続くのか、あるいは特急車は【特急】【ライナー】、3ドアロングシート車は【快速急行】【通勤快急】といったようにハッキリすみ分けされるのか(これはさすがに考え過ぎなような気もしますが。)も少し気になるところではあります。


その2.余剰となる3000系中間車の扱い

京阪電鉄 3000系

2点目はプレミアムカー連結に伴い、発生する3000系の余剰中間車の存在。3000系のプレミアムカーは8000系の時と違い、新造のうえ編成の組み替えが行われますので現在繋がっている中間車のうちT車1両×6編成分の計6両が余剰となります。

その余剰中間車の処遇としては以下3パターンの可能性があるかと思います。

①廃車
②3000系を新造のうえ組込。
③ロングシート化のうえで他形式に編入。

①はシンプルではありますが、3000系はまだ製造後十数年程度しか経過しておりませんので、30年はおろか50年以上現役の車両が元気に活躍している京阪電鉄のことを考えるとさすがにない(=有効活用してくれそうと勝手に期待)のではないかと思います。

②は京阪電鉄のフラッグシップたる8000系も登場してから30年以上(※ダブルデッカー車の8800形は20数年)もの間、全力で活躍しておりますのでそろそろ置き換え・・・という話が出てもおかしくはないと思うものの、登場後十数年を経過した3000系を(多少の仕様を変更をするにしても)このタイミングで増備するかという点は微妙に引っ掛かります。

・・・ということで個人的には③の線、またいかにも安直な発想ではありますが、京阪電鉄の最新形式である13000系20番台に編入されるのかなと考えております。

とりあえずホームドア導入を見越しての5ドア車=5000系の置き換えは決定的ですし、2200系の抵抗車をはじめとした近い将来置き換えられそうな車両たちもおりますので、新車の3ドアロングシート車投入が優先順位としては一番高い?かと思います。ということで3000系の余剰中間車はロングシート化改造・別形式に改番のうえ使用される・・・と考えてます。

まぁ結局は私個人の妄想(笑)=なにも確証を裏付けできる根拠もないので、この辺は例年であれば毎年6月中旬以降に発表されるであろう、京阪電鉄の設備投資計画を楽しみにしたいと思います。(※新型コロナウィルス拡大でかなり影響を受けている事と思われますので見直される可能性も十分にありますが。)




・・・ということで、長々と私個人の妄想を書いてしまいました。

なにはともあれ、京阪3000系のプレミアムカー連結に伴い、京阪電鉄の車両動向やダイヤなど、色々と動きが生じるのは紛れもない事実。

緊急事態宣言は全国的に解除、さらに緩和の目安とされている6月19日以降も新型コロナウィルス感染拡大がいま現在くらいの水準で防げているようでしたら私も遠征を復活、まずは京阪電鉄の沿線へ足を運んで、変化の風?を感じ取りたいと思います。


ーおしまいー