前回に続き昔懐かしい?鉄道玩具、高橋商店の「京阪特急」をご紹介します。

高橋商店 京阪8000系

今回はまず先頭車の前面と車体の妻面からー。

先頭車の前面ガラスはご覧のとおり青みがかったクリアパーツになっております。

種別・行先表示器の部分は特に何も貼られていませんが、京阪特急のシンボルである鳩マークはちょっとオーバーサイズながらもシールで再現されています。
(※明らかに斜めに貼られていますが、中古品で購入したものなので最初からこの状態でした。)

また個人的に驚いたのは先頭車の京阪ロゴマーク(当時のKマーク)や、妻面の簡易運転台用の標識灯がモールドで再現されていることで、この辺は玩具とはいえよくできてるなぁと素直に感心しました。

(※ただし妻面の標識灯については実際は中間車2両(7両編成時代は8500形と8750形)の片側ずつにしかありませんので過剰にはなります。)


高橋商店 京阪8000系

お次は屋根回り。

パンタグラフ(当然固定式)、テレビカーのアンテナなどはいかにも玩具らしく、造形が太い(=無理やりポジティブに捉えればばしっかりした作り?)ですね。(笑)

ただ列車無線アンテナも含めてこれらは屋根と別パーツになっておりますし、テレビカーの8750形に設置されていた電話用のアンテナ(※2009年頃まで電話室が設けられていました。)もモールドで再現されているので、個人的には割かし製品のモデルになった先頭車=8000形と中間車=8750形の特徴をよく捉えているなと思いました。

また屋根と一体成型になっているクーラーもモールドがそこそこあるのですが、なんとなく雰囲気的には京阪というよりも阪急っぽい(※ただしあくまでも個人的な見解です。)感じがしますが、この辺は他のシリーズ製品と共用になっているのかもしれませんね。

高橋商店 京阪8000系

お次は台車や床下機器といった足回り。

床下機器は先頭車用と中間車用の2種類で、台車は実車がM車(=KW-88)とT車(=FS-517D)の2種類に対しこちらの製品では1種類となっています。

たぶん高橋商店から発売された鉄道玩具シリーズの共通仕様になっているものと思います。・・・前回の記事で紹介したラインナップを見てみる限り、京阪8000系より前に登場した車両ということですと近鉄30000系(ビスタカー)か阪急6300系あたりを製品化した際に作られた型を使用している感じでしょうか?



ということでひととおり紹介しましたが個人的な感想としては、推定30年くらい前の玩具とはいえ、かなり頑張っているのでは???と思いました。

ネット上で調べてみた限りでは当時1,000円前後の値段で売られていたようですので、個人的には満足できるものだと思います。(※さすがに小さいお子様にはこちらよりもプラレールの方が喜ばれそうですが。)

せっかくなので次回は本家?鉄道模型の京阪8000系と比べたいと思います(笑)


⇒次回へ続く