TOMYTECから発売されました鉄道コレクションシリーズ(※以下 鉄コレ)の『京阪電車13000系』セット、今回はAセットを紹介してまいります。

京阪13000系 鉄コレ

Aセットはご覧のように4両セットとなっておりまして、交野線・宇治線で活躍する編成がモデルとなっております。(※なお既にパンタグラフや動力ユニット・車輪などの交換はすませてありますのでご了承ください。)

・・・印刷済である種別と行先表示は「普通 枚方市」となっておりますので、Aセットは交野線仕様がデフォルトのようです。

ちなみに車番も印刷済となっておりまして、Aセットは13003Fとなっております。
なぜ13003Fの車番が割り振られているのかといいますとー。

京阪13000系 鉄コレ

はい、大阪方先頭車である13053号車の前面に貫通幌が取り付けられているからです。

・・・2022年1月現在では見ることができませんが、2018年5月頃から約1年間、13003Fにのみ貫通幌が取り付けられた状態で宇治線・交野線で活躍しておりました。ということで今回のAセットは1編成のみの存在ということで車番は13003Fが印刷済、という訳ですね。

また、今回のセットで興味深いのはスカート(排障器)が黒の印刷で切り欠きが表現されている点。

13003Fをはじめとする京阪13000系の4両編成(※13001F~13007F)は、4両編成同士で併結する際、ジャンパ栓接続の支障にならないよう、車体正面裾部とスカート(排障器)に切り欠きがあるのですが、その点を再現しているようです。

・・・とはいえスカートを作り分けた訳ではないですし、車体の方は印刷すらないので中途半端といえば中途半端ですが、4両編成で見られる特徴をちょっとでも再現した点は評価したいと思います。

京阪13000系 鉄コレ

お次は車体の連結面を見てみます。

・・・特に特筆すべき点はないのですが(笑)、若草色の細帯が妻面にはない点(=正しい)や貫通扉もしっかり色分けされており、Mc車の配管モールドなども鉄コレとしては十分な仕上がりでしょう。



次回はBセットを紹介いたします。


⇒次回へ続く