2022年夏の信州遠征③ (2022年7月6日)
須坂駅構内で各々撮影したり、車両を観察したりとひと時過ごしたあとは今度は小布施駅で途中下車。
狙いはもちろん、小布施駅の1番線に隣接している「ながでん電車の広場」で保存されている長野電鉄の名車2000系ー。
1957年~1964年にかけて3両編成4本(A・B・C・D編成)が製造、2012年3月に至るまでの実に約半世紀もの間、長野電鉄のフラッグシップ車両として特急運用を中心に活躍してきた2000系ですが、最後まで活躍を続けたD編成の全車が現在保存されています。
以前は長野側先頭車(2008号車)の車内に出入りできたそうですが、新型コロナウィルス感染防止対策の一環か老朽化によるものかわかりませんが、残念ながらこの日は車内に立ち入ることはできませんでした。
またこの地に保存されてから10年の時が経過しておりますが、しっかりとした屋根があるだけあって経年の割に車両の状態は悪くないように見えますが、適度にメンテナンスを施して、少しでも長く保存していってほしいですね。
さて長野電鉄の先代フラッグシップ車両を見学した後は、現在のフラッグシップ車両に乗ろうということで、1000系「ゆけむり」のA特急に乗車して一気に終点の湯田中駅へー。
・・・驚いたのは私たちが乗車したA特急は終点の湯田中駅までほぼ満席の状態だったこと。
今回私たちが遠征を行った時期は7年に一度の善光寺御開帳シーズンでしたので、繁忙期であるのは間違いなかったのですが、それにしてもまるでコロナ渦前のような盛況ぶりに、「あぁ、(コロナ渦)以前の光景が戻って来たんだなぁ。」と感じる一方、「このまま収束→終息して元通りになってくれればなぁ。」とも思うのでした。
さてせっかく湯田中駅まで来たのですから、駅に隣接する日帰り入浴施設でひとっ風呂浴びよう・・・と考えていたのですが、思いのほか天気が持ってしまって鉄分の補充がたっぷりできてしまった(※当初は終日雨予報で、沿線での鉄活動はほとんどできないだろうと考えてました。)ので、そのまま折り返すことに(笑)
ということで湯田中駅から再び1000系「ゆけむり」のA特急に乗って、一気に長野駅まで戻ってきました。
・・・幸か不幸かA特急での移動中に雨が降ってきまして、特に須坂駅を出た頃には(遠征前に私たちが想定していたような)視界不良になるほどの本降りとなりましたので、結果的にはちょうどいいタイミングでの撤収になったようです。
なにはともあれ沿線での撮影、須坂駅や小布施駅構内での車両観察、そして長野ー湯田中間全線乗り通しと、長野電鉄を満喫するという意味ではこれ以上にない充実した活動ができましたので大変満足でした。
また機会を設けて来ようと思いを新たに、長野電鉄の沿線を後にしたのでしたー。
⇒次回へ続く