こんばんは、谷風皐月です。

今回は鉄道模型の記事ということで、TOMYTECの『鉄道コレクションシリーズ(以下鉄コレ)』から発売された【叡山電車700系】の第3弾(※)を紹介したいと思います。

(※)第3弾という呼称は私が勝手に呼称しているだけであって正式なものではありませんが、叡山700系の鉄コレは下記のとおり今回が3回目の製品化となりますので、第3弾としております。

・2019年秋・・・観光列車「ひえい」と721号車が発売
→参考記事:http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=4493&catid=25

・2020年夏・・・「ノスタルジック731」と722号車が発売
→参考記事:http://tamaden-club.sakura.ne.jp/index.php?itemid=4913&catid=25

・2023年夏・・・今回当ブログで紹介する製品

鉄コレ 叡電700系

ということで、今回モデルとなりましたのは2019年から登場した、リニューアル工事施工車である722号車と723号車となります。

両製品とも付属品は動力化用の台車枠(KS70)、列車無線アンテナパーツ、前面行先幕やヘッドマークなどが収録されたシールと、過去の叡山700系シリーズの鉄コレと全く同じ収録内容となっております。

ではパンタグラフとトレーラーパーツの交換といったいつもの作業を行いまして、車両のご紹介へー。


鉄コレ 叡電700系

まずは車両の前面。(※叡山700系は単行車両のため、両側とも先頭部となります。)

従来の700系からの変化については、次回の記事で鉄コレ同士を比較する形で改めてご紹介いたしますが、前面の印象は従来車から大きく変わっており、パンタグラフも菱形⇒下枠交差形に換装、さらに前面下部覆い(スカート)も新設されています。

またカラーリングについても、722号車は叡山電鉄沿線の神社仏閣をイメージしたという赤基調、723号車は水の豊かな洛北の自然をイメージしたという青基調のカラーリングをまとっており、叡山電鉄が誇る観光車両の900系「きらら」や732号車の「ひえい」にも負けない?、彩り豊かな車両へと生まれ変わっております。

私自身はまだ実車に乗ったことがないのですが、従来車と比べて断然デザインはよくなったと思います(※従来車のデザインも十分いいのですが。)し、ネット上での実車画像と比べてみましても大きなツッコミどころはない、良い出来栄えだと思います。

鉄コレ 叡電700系

さてお次は車体の側面や屋根回りなど。

車体のドアや窓の配置自体は大きく変わっていませんが、全て1枚ものの窓ガラスに変わりました(※従来車は2段窓と1段窓が混在)ので、外観の印象は大きく変わっています。

カラーリングについては先ほども記述したとおりですが、クリームの車体+窓下に緑色、青色、赤色のいずれかの帯を纏っていた従来車と比べると、リニューアル車のインパクトは抜群ですね。

ちなみに前面・側面の行先表示器部分につきましては722号車が「八瀬比叡山口」、723号車が「出町柳」と、極めて順当な行先が印刷済となっています。

一方、屋根回りについては先ほど記載しましたとおり、実車はパンタグラフが菱形から下枠交差式に変わった以外はほぼそのままですので、今までに発売された叡山700系の鉄コレ製品からの変化点はありません。

また床下機器や台車などについても前回発売された722号車(登場時)を除く叡山700系の鉄コレ製品と全て共通となっております。


ということで今回製品化されたリニューアル車の紹介は以上としまして、次回は以前発売された従来車仕様の700系との比較を簡単にご紹介してまいりたいと思います。


⇒次回へ続く